寒い日が続きますが、寒さ対策はどのようにされているでしょうか。ダウンジャケットやコートに、マフラーやストール、厚手の靴下や手袋をするなど、外出時は特に気を使いますね。しかし、暖かい部屋で過ごしていても長時間座ったままなど、同じ体勢で仕事をする方は、寒さに加えて体を動かす機会が少なくなることから、体の末端が冷えたり、着込んでもなかなか温まらないという方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、寒い日の強い味方「カイロ」で体を効率的に温める方法、どこでも簡単にできる体あたためストレッチについてご紹介します。

効率よく温めるには「首」と「足首」がポイント!

カイロを寒さ対策にお持ちの方も多いことと思われます。そのカイロはどこに貼っていますか?効率よく体を温めるカイロの貼り方をご紹介します。まず、体の全体を温めるには「首」または「足首」に貼るのがよいそうです。首の貼る場所とは、首と背中の間で、首を下に傾けたときに骨が飛び出すところ、ここには「大椎(だいつい)」というツボがあり、また首には太い血管があるので、この周辺を温めることで全身を効率よく温めることができるそうです。足首は、後ろ足首の部分でくるぶし周辺あたりです。こちらにも太い血管があり、また、アキレス腱と内くるぶしの間にある「太渓(たいけい)」というツボは、冷えだけでなくむくみにも良いのだとか。冷えは体に熱を運ぶことができず代謝を落とし、老廃物が溜まりむくみの原因にも。またそのむくみによって冷えがすすむという悪循環になることもあります。温めたり、ツボを刺激することで、体を効率よく温めることができるそうです。

寒い日こそ、こまめに体を動かして温める!

特に寒さで体が縮こまってしまう日は、こまめに体を動かして内側から熱を作り出したいものです。オフィスなど温かい場所にいても、長時間同じ体勢で過ごしていると代謝が落ち、寒さを感じることも。そこで、休憩やトイレに行くついでに簡単に出来るストレッチをご紹介します。まず「つま先立ちストレッチ」です。肩幅より少し狭いくらいに足を開き立ちます。意識して高めのつま先立ちをします。かかとを下ろして立ちます。この繰り返しをゆっくり30回、3セットくらいが目安です。この時、足先、ふくらはぎ、太ももをしっかり伸ばすように意識できるとより効果的に。ふくらはぎの筋肉を使うことで、血行を促して徐々に足周辺から温かくなっていきますし、ふくらはぎのシェイプアップにも繋がります。立ち上がってストレッチすることが難しい方は「座ったまま足首を回す」「靴を脱いで足指のグーパーをする」なども、足先から温める方法の一つです。是非お試しください。
◆参考
KINCHOカイロの効果的な使い方
せんねん灸つらいときはこんなツボ