2007年に、当時の石原慎太郎東京都知事の肝いりで始まった「東京マラソン」。
回を追うごとに人気が高まり、いまやそのエントリー数は国内外含め30万を超えるほどに。
2013年度にはワールドマラソンメジャーズ(AWMM)への加入も果たし、世界6大マラソン大会のひとつとして、マラソン発展にさらなる貢献が期待されています。
2020年オリンピックを5年後に控え、盛り上がりが必至な今大会。
走る人もそうでない人も、お祭り気分で盛り上がりましょう。

2月22日(日曜)は、東京が“ひとつ”になる「東京マラソン」開催日
2月22日(日曜)は、東京が“ひとつ”になる「東京マラソン」開催日

スポーツを超えた⁉ 2月22日は「東京が“ひとつ”になる日」

来たる2月22日(日曜)に開催される東京マラソン。その規模・参加者数ともに日本一を誇りますが、その観客数もまた日本一です。
沿道で応援する人はもちろん、そこに居合わせた買い物客や観光客を含めた130万人以上もの観客が、ランナーに温かい声援を送ります。
また、東京マラソンならではの特色が、コース沿道28カ所の会場で催される150団体以上もの“ランナー応援イベント”。走らない人も十分に楽しめる数々のイベントは、未来あふれる東京をアピールする機会として、「東京が“ひとつ”になる日」に華を添えています。

なんと倍率10.7倍! 都市伝説が誕生するほどの人気ぶり!

3万6千人ものランナーが参加するメジャーレースゆえ、“毎回選ばれし人のみが当選できる?”などの都市伝説も生まれている「東京マラソン」!
参加者の割合は開催年によって異なるものの、その半数は東京以外からで、都内在住ランナーの割合は全体の4割ほど。そして、将来的に増えると予測される外国人ランナーは1割近くだそうです。
一方、遠方からの参加者は宿泊交通費などが必要となるため、毎年この時期は短期的ながらも、東京マラソン特需ならぬ経済効果が!といったデータも。
また、出場者の中には“毎年のお約束”ともいえる常連ランナーの顔ぶれも見られます。高倍率をくぐり抜け、見事に出場権利を勝ちとった彼らに対して、「その強運にあやかりたい!」と、沿道からは出場を果たせなかった人たちのため息も……。
そんな「ため息組み(!)」に朗報といえるのが、寄付などのチャリティでの参加枠があること。
「何としてでも東京を疾走してみたい!」と熱望されている人は、ぜひ一考されてみては?

コースは東京名所巡り。その陰には壮大な国家機密も?

主要幹線道路を封鎖してのこの大会。その裏には、壮大な国家機密があるとウワサされています。
それは有事の際に、人がどう動くかのシミュレーションを兼ねていて、参加人数やコースも、不測の事態に備えてのデータや分析をとるために考えられた、というもの。真偽は定かではありませんが、こうした多くの都市伝説に彩られるところもまた、「東京マラソン」の魅力なのかもしれません。
そして、東京マラソンの最大の魅力といえば、ふだん走ることのできないメトロポリタン・東京の幹線道路を風をきって走ることに尽きますよね。ではここで、コースの概略をおさらいしましょう。
● 東京マラソンのコース概略●
スタートは東京都庁第一本庁舎 → 青梅街道・靖国通り・外堀通り・目白通り・内堀通りなど、いくつもの幹線道路を抜け → 緑美しいお壕を眺めながら皇居周辺を疾走 → 増上寺や東京タワーを視界に、日比谷からから品川へ → 折り返し地点は第一京浜上の品川駅手前 → そこから一気に北上し、下町情緒溢れる浅草へ → 最も盛り上がりをみせる銀座目抜き通りを経由し → 築地、豊洲などのベイエリア抜けたら、ゴールの東京ビッグサイトはもうすぐ!
それぞれに異なる表情と魅力にあふれる、TOKYOの“今”を堪能できるなんて、なんとも贅沢!
倍率が年々高くなる理由もうなずけますね。

気になるエリアに足を運んでみては? 観客者にも魅力満載!

この東京マラソンの全容がわかるのが、都庁や観光案内所などで配布される「東京大マラソン祭り2015」のパンフレット(Webでダウンロード可能)。イベントのすべてが大会公認のお墨つきということもあって、いずれのパフォーマンスも聞き応え、見応えは十分!
陸上自衛隊中央音楽隊や皇宮警察音楽隊による一流の演奏、
伝統的な民舞、
本格的な歌とダンス、
迫力ある和太鼓
男気溢れる応援団 etc.……。
ランナーへ送られる熱い応援は、ランナーのみならず、応援者も勇気づけられることでしょう。
さらに、メイン会場となる有明では、スポーツやグルメの企画が盛りだくんさ。スケジュールをチェックして、気になるエリアに足を運んでみてはいかがでしょう。もちろんパンフレットは忘れずに。
東京マラソンは男女フルマラソンのほか、10キロロード(都庁前スタート→日比谷ゴール)のほか、車いすマラソンなども開催され、多くの人が楽しめる一大イベントです。今年も参加するすべての人にとって、笑顔がいっぱいのいい一日になるよう、 22日は友達や家族を誘って沿道からランナーに声援を送ってみませんか。