富山市議はなぜ14人も辞めたのか 政務活動費の闇を追う 税金泥棒というのは、税金から給料をもらっているのに、それに見合った仕事をしない者のこと。ところが富山市議たちは、比喩ではなく、文字どおりの税金泥棒だった。 ベストセラー解読 6/27 週刊朝日
裁判所の正体 法服を着た役人たち 日本は三権分立の国だと子どもの頃に教えられ、そう信じて半世紀ほど生きてきた。判決に何度か首を傾げても、その前提は崩れなかった。しかし、元裁判官の瀬木比呂志とジャーナリストの清水潔の対談をまとめた『裁判所の正体』を読んだ私は今、暗澹(あんたん)とした気分になっている。 ベストセラー解読 6/21 週刊朝日
閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済 アベノミクスでわかったのは、景気がよくなってもぼくらの幸福には直結しないということ。まあ、失業率の低下は喜ぼう。たとえ短期間の非正規雇用ばかりでも。ところが、大企業は儲けても給料を上げないし、休日が増えるわけでもない。なぜだろう。 水野和夫『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』を読んで、そのカラクリがわかった。もう経済成長は終わってしまったのだ。終わったのだから「次」を考えるしかないのに、政府や経済界は、昔の夢にしがみついている。 ベストセラー解読 6/13 週刊朝日
あの会社はこうして潰れた ぼくも含めて、人は倒産話が好きだ。他人の不幸は蜜の味。いや、明日は我が身。滅びの歌が好きなのは『平家物語』の昔から。倒産話のBGMは、祇園精舎の鐘の声。 ベストセラー解読 5/31 週刊朝日
「天皇機関説」事件 昔から「歴史に学べ」とよく耳にしてきたが、その「歴史」に無知であれば当然、先人たちが遺した教訓は学べない。たとえば、戦前の治安維持法の実態をまったく知らない人は、国会で審議中の共謀罪法案が孕む危険性に気づきにくいかもしれない。 ベストセラー解読 5/25 週刊朝日
ウニはすごい バッタもすごい 暖かくなるとヤツらがやってくる。ゴキブリだ。すばしっこくてタフなヤツ。雑誌でひっぱたいたぐらいでは死なない。人類よりはるか前から地球にいて、人類滅亡後もヤツらは栄えているだろう。 ベストセラー解読 5/18 週刊朝日
経済は地理から学べ! 『経済は地理から学べ!』を著した宮路秀作は予備校で絶大な人気を博している地理講師。〈地理とは「地球上の理」である〉という指針に則って現代世界の疑問を解き明かしていく授業は、現役の高校教師も参考にしているらしい。 ベストセラー解読 4/20 週刊朝日
文藝芸人 又吉直樹の長編小説第2作「劇場」は賛否両論のようだが、又吉ブームはまだまだ続く。よしもとと文藝春秋がコラボした文芸誌「文藝芸人」が登場した。ブームにあやかり、あわよくば第2の又吉探しということなのか。 ベストセラー解読 4/12 週刊朝日
応仁の乱 小学校の教科書で紹介されていることもあってか、「応仁の乱」の知名度は高い。しかし、それがどのような戦乱だったのかと問われると、多くの日本人が口ごもる。室町後期に京都でおきた……戦国時代のきっかけとなった……諸大名入り乱れての……。 ベストセラー解読 3/23 週刊朝日
わたしの好きな仏さまめぐり 京都や奈良の寺で、ひとり仏像をじっと見つめる若い女性をよく見かける。仏像ブームが続いているのだ。いとうせいこうとみうらじゅんによる仏像見学紀行『見仏記』が話題になったのが90年代なかばだから、かれこれ20年以上になる。もはや一過性のブームではない。 ベストセラー解読 3/16 週刊朝日
夫のちんぽが入らない 本も雑誌もなるべく書店で購入する私だが、この本はネット通販で入手した。こだま著『夫のちんぽが入らない』。本に巻かれた帯には、〈衝撃の実話。絶望の果ての、揺るぎない希望〉とあった。 ベストセラー解読 3/10 週刊朝日