日銀が破綻しお金が“紙くず”になる日が来る? 生き延びる方法は? 藤巻健史×原真人緊急対談
週刊朝日外資系銀行で活躍し、「金融界のレジェンド」とも評された藤巻健史さん。週刊朝日で8年間連載したコラム「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」がこのほど完結した。参院議員としても活躍し、日本の財政や競争を阻害する仕組みについて警鐘を鳴らしてきた。 今回は特別編として、「アベノミクス」の問題点を一貫して訴えて...
外資系銀行で活躍し、「金融界のレジェンド」とも評された藤巻健史さん。週刊朝日で8年間連載したコラム「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」がこのほど完結した。参院議員としても活躍し、日本の財政や競争を阻害する仕組みについて警鐘を鳴らしてきた。 今回は特別編として、「アベノミクス」の問題点を一貫して訴えて...
“伝説のディーラー”と呼ばれた藤巻健史氏は、日本の経済状態が世界と比べて悪い意味でナンバーワンだと主張する。* * * 朝日新聞土曜版beで弟の故幸夫と8年間、「藤巻兄弟」(タイトルは何回か変わった)を連載した。その後は週刊朝日で、「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」(これ...
“伝説のディーラー”と呼ばれた藤巻健史氏は、日銀が行った異次元の金融緩和が招く危機を予測する。* * * 私がモルガン銀行(現JPモルガン・チェース銀行)に入社した頃の日本は有担保主義で、資金の移動に伴い担保となる大量の約束手形が動いた。 それを担当者が黒塗りのママチャリ...
“伝説のディーラー”と呼ばれた藤巻健史氏は、日銀の会計処理について異論を唱える。* * * JPモルガンに勤務していた頃、「1日で50億円失った男」という番組がNHKで放送された。番組名を見た部下のカワナベ君が、「ついにNHKに主役で出演ですか?」と冗談めかして聞いてきた...
“伝説のディーラー”と呼ばれた藤巻健史氏は、「消費税1%引き上げ」を提言する。* * * テニス仲間のウジイエさんに久しぶりに会ったら、「フジマキ君、今何しているの?」。突然聞かれても答えに困る。このコラムしか連載していないから、コラムニストというにはおこがましい。講演も...
“伝説のディーラー”と呼ばれた藤巻健史氏は、海外旅行で日本の弱体化を目の当たりにした。* * * 8月末から9月はじめにかけて家内と十数年ぶりにスイスにハイキングに出かけた。整備されたコースはなんとも魅力的だ。 初めてスイスに行ったのは邦銀のロンドン支店勤務時代で1982...
“伝説のディーラー”と呼ばれた藤巻健史氏は、不振が続く地銀を追い詰める原因を解説する。* * * 落選したので、「参議院議員」の名刺が使えなくなった。そこで政界入り前の名刺を配っていたら、ある方から他のアドレス経由で「名刺のアドレスではメールが届きませんよ」との連絡が来た...
“伝説のディーラー”と呼ばれた藤巻健史氏は、米中の総力戦が起きたときの日本への影響を推測する。* * *『獅子の系譜』(津本陽)を読んでいたら、北条氏政、氏直父子は秀吉から宣戦布告を受けた後(天正17年・1589年)に、「領内の男子15歳から70歳までをすべて雑兵として動...
“伝説のディーラー”と呼ばれた藤巻健史氏は、年金が破綻したとき、個人が生き残る方法を披露する。* * * 7月の参議院議員選挙中、落語家の三遊亭楽麻呂師匠とパーティーでお会いしたら、「藤巻さんとかけて陣痛が起きた女性と解く」と謎掛けをしてくださった。その心は「早く産院(参...
“伝説のディーラー”と呼ばれた藤巻健史氏は、日銀による「異次元緩和」に対して大きな懸念を示す。* * * テニス仲間の結城さんに聞かれた。「藤巻さん、あのイタリアンレストランに最近行かれましたか? 壁に書かれていた藤巻さんの『1ドル=200円!』の落書きが消されていますよ...