ギャラクシー賞 テレビ部門【月間賞】発表  2015年11月度 〈GALAC(ぎゃらく)〉|AERA dot. (アエラドット)

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ギャラクシー賞 テレビ部門【月間賞】発表  2015年11月度

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イメージ写真:世界遺産 モンサンミッシェル(仏)

イメージ写真:世界遺産 モンサンミッシェル(仏)

 2015年11月度のギャラクシー賞 テレビ部門には下記の各番組が選ばれました。

* * *

●ドキュメント72時間「街角のダビング店 よみがえる映像」
11月6日22:55〜23:20/日本放送協会

●NNNドキュメント'15 3.11大震災シリーズ(65)「被ばく牛‘たまみ’」
11月15日25:05〜25:35/福島中央テレビ

●NHKスペシャル シリーズ東日本大震災「追跡 原発事故のゴミ」
11月21日21:00〜21:49/日本放送協会

●世界遺産 放送20年スペシャル
1「自然が変えた世界遺産」
2「人が変えた世界遺産」
11月22日、29日18:00〜18:30/TBSテレビ、TBSビジョン


【11月の月評会より】 鋭い問題提起と映像の持つ力

 ギャラクシー賞テレビ部門では、今月もジャンルを問わず多彩な番組の名が挙がり、熱のこもった議論がかわされた。

 まず、東日本大震災の際に起こった原発事故のその後について、今も残る問題点をそれぞれ異なる手法で鋭く指摘したドキュメンタリー2作品が月間賞に。NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 追跡 原発事故のゴミ」は、除染作業で発生した大量の廃棄物の実態を客観的データで明らかにした点が、またNNNドキュメント'15「被ばく牛‘たまみ’」(福島中央テレビ)は、被曝した牛を飼い続ける農家の人々の心情と被曝による牛への影響の有無についての研究の現状を丹念に追った点が、ともに高く評価された。

 他にドキュメンタリーでは、NHKスペシャル「新・映像の世紀 第2集 グレートファミリー 新たな支配者」、テレメンタリー2015「枯葉剤を浴びたドラム缶が語る終わらない戦争~」(琉球朝日放送)なども話題になったが、ドキュメント72時間「街角のダビング店 よみがえる映像」(NHK)が、人にとって映像とは何かを考えさせる着眼点の良さを評価され、月間賞となった。

 同じく映像の持つ力を再認識させる作品として高評価されたのが、「世界遺産 放送20年スペシャル」(TBSテレビ)。現在と過去の比較を通じて各地の世界遺産の変化を追った内容が、映像による記録の重要性を見事に実証したものとして月間賞に決まった。

 バラエティでは、20周年を迎えた「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ)の「電車リレー企画」や久々復活の「学校へ行こう!2015」(TBSテレビ)がともに歴史の重みを感じさせた点や、高田純次を起用した「じゅん散歩」(テレビ朝日)が街歩き番組の新境地を思わせる点、さらにアニメ「おそ松さん」(テレビ東京)の横溢するパロディ精神、「あさイチ」(NHK)で「あさが来た」出演者が見せた魅力的な素顔も話題になった。

 ドラマについては今期の連続ドラマは全般に高水準という評価。水ドラ!!「おかしの家」、金曜ドラマ「コウノドリ」(いずれもTBSテレビ)、「偽装の夫婦」(日本テレビ)、金曜8時のドラマ「釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~」(テレビ東京)などを推す声が上がったが、月間賞ということに関しては他の作品も含めて完結後の次回の月評会に。

 月刊『GALAC』には、NHKスペシャル「シリーズ認知症革命」や認知症キャンペーン特集「認知症の私からあなたへ」(NHK)など今月目立った認知症関連の番組について、「アンダーウェア」や「フジコ」など最近増えてきたネット配信ドラマについて取り上げている。(太田省一)


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