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青山学院大、東洋大…「付属校」じゃなくても有名私大に進学しやすい系属・連携高校が増えた理由

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青山学院大と系属校協定を結んだ青山学院横浜英和中学高等学校/(C)朝日新聞社

青山学院大と系属校協定を結んだ青山学院横浜英和中学高等学校/(C)朝日新聞社

 私立大学には付属の中学、高校を併設しているところがある。付属校は、中学受験、高校受験で入学すればその後推薦により内部進学できるという点で、メリットを感じて受験する人も多い。近年は「付属校」でなくても、特定の大学に進学しやすい、あるいは進学を支援している高校も登場している。

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 ここ数年、中学入試では有名私立大学付属校の人気が高い。2021年の首都圏の中学入試では、早稲田大、慶應義塾大、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)の付属校の難易度が上がり、日本大、東海大、芝浦工業大の付属校なども高い人気を集めた。

 その背景には、私立大学入試の事情が関係している。16年、文部科学省は都市部の大学の入学定員管理を厳格化し、定員を大幅に超過して入学者を受け入れた大学の助成金をカットすると決定。理由は、都市部の大学に学生が集中するのを避けるためだ。その結果、首都圏や関西圏で難関私立大が合格者数を絞り、倍率が上昇傾向にあった。それを受け、中高の時点で付属校に入学して、大学入試を避けようという心理が親世代に働き、付属校人気が加速した。

 さらに21年は大学入試センター試験から大学入学共通テストに変更するなど入試改革がおこなわれた。新しい問題傾向での大学入試を避けようという心理も、中学入試での付属校人気を後押ししたとされる。

 一方、大学側にも付属校を増やす動きがある。

 東洋大は15年、京北中学校・高等学校を付属校化し、東洋大学京北中学高等学校と改称。日本大は17年に日出中学校・高等学校と准付属校契約を結んでいたが、19年に目黒日本大学中学校・高等学校と改称した。高校はスポーツ・芸能コースを有しており、前身の日出中・高時代から、山口百恵、新垣結衣、竹内涼真など、芸能人が多く輩出する学校として知られていた。

 中学受験に詳しい森上教育研究所・森上展安代表はこう話す。


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