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コロナ禍のアメリカでは大麻が生活に欠かせない? 丸山ゴンザレスが解説

連載「カオスな現場の取材メモ」

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 大麻は医療的に有効だが、タバコは違うということなのだろう。実際、その後もタバコ販売店は営業再開の許可がなかなか出ないという。

 現在、アメリカの一部の州で大麻が合法化されていることで、国全体としても合法化に舵を切りはじめている。対照的にタバコは取り締まりが厳しくなってきている。タバコについては日本も同様なのでイメージがしやすいだろうが、大麻合法化の動きは全くないので、違和感があると思う。
気化させて吸う大麻

気化させて吸う大麻

 アメリカでは屋内での喫煙は基本的にタブーとなっている。臭いがつくと家の価値が下がるからだ。ところが現在、大麻については成分を抽出したオイルを気化させて吸う方法が一般化しており、臭いの心配もタバコほどはない。そのため屋内でも吸おうと思えば可能だ。おまけに加工食品として大麻成分の入ったグミやチョコ、ドリンク類も豊富になってきた。これまた当然屋内でも問題ない。

 おそらくこの先、アメリカではタバコのほうが悪いもので、大麻のほうがまだよいという評価が完全に固定されてしまうだろう。前出の友人は、「昔はみんなベランダでタバコを吸って、家の中でガンジャ(大麻)を吸っていました。ドアの下にタオルを詰めて、外に煙が出ないようにしてましたね~」と懐かしそうに話していた。社会の変化は、始まってしまえば案外早くに浸透するものなのかもしれない。(文/丸山ゴンザレス)

丸山ゴンザレス

丸山ゴンザレス/1977年、宮城県出身。考古学者崩れのジャーナリスト。國學院大學大学院修了。出版社勤務を経て独立し、現在は世界各地で危険地帯や裏社会の取材を続ける。國學院大學学術資料センター共同研究員。著書に『世界の危険思想 悪いやつらの頭の中』(光文社新書)など。


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