【岩合光昭】金色に擬態するブラジルの川魚

連載55 動物っていいなあ 

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ピラプタンガ パンタナール(ブラジル)■オリンパス PEN Lite E-PL7・M.ズイコーデジタルED 9~18ミリF4.0~5.6・ISO400・絞りf4.2・200分の1秒

 パンタナールの源流が見たくて、ノブレスという町へ行った。そこで滝をさかのぼって水源の近くまで行くと、川の透明度は信じられないほど高くなった。 ここでは、ピラプタンガと金色のドラードという魚が有名だ。面白いのは、ときおりピラプタンガも金色に変わること。ドラードは強い魚なので、ピラプタンガは自分の身を守るためにときおりドラードに擬態するのだ。

 写真を撮った場所は水深3~5メートルくらいだが、川底までしっかりと見える。 川の流れが速いので、画面が動かないよう流れの緩やかな場所を探して体を固定し、カメラにハウジングをつけて半水面、半地上で撮影した。水温は19度くらいだったのでけっこう寒い。厚めのウェットスーツに手袋をして水の中にいたが、30分もしないうちに指先はしびれていた。

写真・文=岩合光昭

※アサヒカメラ2019年7月号から

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