山田花子(C)朝日新聞社
山田花子(C)朝日新聞社
2人の息子と遊ぶ山田花子(写真=本人提供)
2人の息子と遊ぶ山田花子(写真=本人提供)

 2021年も上半期が過ぎた。そこで、AERA dot.で読まれた記事ベスト10を振り返る。

 3位は「地上波から消えた山田花子 Uターン就職して子煩悩ママになっていた!」(2月1日配信)だった。(※肩書年齢等は配信時のまま)

【写真】2人の息子の子育てに奮闘する、現在の山田花子の姿はこちら



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 かつてバラエティー番組で大活躍した、お笑いタレントの山田花子(45)。その天真らんまんなキャラクターはお茶の間で存在感を放っていたが、いつの間にか、テレビで見かける機会はめっきり減った。2010年にトランペット奏者の福島正紀さんと結婚したが、今は何をしているのだろうか。インスタグラムには、長男(8)と次男(4)の愛らしい投稿であふれている。実は山田、家庭を築いた後は地元の大阪に「Uターン就職」し、2人のわんぱく少年を育てるママになっていたのだ。本人を直撃した。

――今はご家族4人で大阪暮らしです。大阪にUターンしたきっかけは何ですか。

 2012年に長男を生んで、その後もしばらく東京にいたんですけど、大阪での仕事も多くて、移動にすごく時間を取られていたんです。子どもと過ごす時間を優先したかったので、16年に思い切って大阪行きを決めました。夫はすんなりOKしてくれました。

 今はなんばグランド花月で新喜劇の舞台に出ています。新喜劇の仲間たちをはじめ、大阪には昔なじみの人たちがたくさんいるので楽しい。東京よりもリラックスできています。

 それに、劇場の近くに住んでいるから、子どもの送り迎えもできるし、子どもに何かあったらすぐに帰れる。東京で40分~50分かけて電車通勤していた頃と比べると、だいぶいい環境です。

 ただ、新喜劇も楽ではないです。夜の稽古が多いし、正月の特番の時期などは朝までやる時もあるので大変。いつもは21時ごろに始まって、3~4時間稽古。稽古の日の子どもの寝かしつけは、夫に任せています。

――Uターンしてみて、後悔や東京への心残りはありますか。

 ないです! 私の場合は「都会でアカンかったから戻ってきたんだろ」っていうイメージを持たれがちでしたが、やっぱり地元のほうがいい。知り合いが多いところのほうが安心しますし、家賃も東京より安くて、広いところに住めますから。

 唯一の心配が、千葉出身の夫がなじめるかどうかということでした。でも、腕のいい整骨院とおいしいラーメン屋を見つけたことを機に、気に入ってくれています。

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ブサイク芸人は「キャラ」だった