“日本一”入試方法が多い私立中学の狙いとは 「中学受験=塾通い」の常識を覆す (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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“日本一”入試方法が多い私立中学の狙いとは 「中学受験=塾通い」の常識を覆す

池田敏明dot.#中学受験#新タイプ入試
新タイプの入試では読書やスポーツなど、本人が努力してきたことや夢中になってきたことが評価の対象になることもある(写真はイメージです/GettyImages)

新タイプの入試では読書やスポーツなど、本人が努力してきたことや夢中になってきたことが評価の対象になることもある(写真はイメージです/GettyImages)

宝仙学園中学校の富士晴英校長。「読書プレゼン入試のように、教員の提案により実現する入試が増えてくることを期待しています」

宝仙学園中学校の富士晴英校長。「読書プレゼン入試のように、教員の提案により実現する入試が増えてくることを期待しています」

2021年度に実施された新タイプ入試の例(『偏差値だけに頼らない 中高一貫校選び2022』より)

2021年度に実施された新タイプ入試の例(『偏差値だけに頼らない 中高一貫校選び2022』より)

 首都圏の私立中学校を中心に「新タイプの入試」が増えている。思考力や表現力、コミュニケーション能力といった「21世紀型スキル」が求められるこれらの入試にはどのような種類があり、受験生はどのような対策を立てればいいのだろうか。また、こうした入試が増えている背景には何があるのか。『偏差値だけに頼らない 中高一貫校選び2022』(朝日新聞出版)では、ウェブサイト「中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員でもある教育家の小川大介さんや、「日本一入試方法の多い学校」を標榜する宝仙学園中学校共学部理数インターを取材した。

【一覧】プレゼン、なぞ解き、アドベンチャー…続々導入されている新タイプの中学入試はこちら

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 時代の変化に伴い、グローバル化や高度情報化に対応する能力、コミュニケーションスキルなどが求められるようになってきた。大学入試改革でも、従来の知識や技能の習得に加え、思考力、判断力、表現力と、学びに向かう姿勢や態度が問われるようになっている。こうした「21世紀型スキル」が求められる時代背景を受け、これからの社会に必要な能力を測る「新タイプの入試」を実施する中学校が増えている。

 中学入試は従来、国語、算数、理科、社会の4科目や、国語、算数の2科目で行われてきた。一方、新タイプの入試の種類は多岐にわたる。公立中高一貫校と同じ「適性検査型入試」は、多くの私立中学校が採用。出題に関する考察や、自分の意見を論述する形式が多い。

 表現力や自己アピール力を評価する「自己アピール型(プレゼン型)入試」を取り入れる学校も多くなってきた。これまで打ち込んできたことに関するプレゼンテーションを行い、その実績やプレゼン能力を評価する。

 謎解き検定能力や脱出ゲームを通じて「生きる力」を測る藤村女子中学校(東京)の「ナゾ解き入試」、レゴブロックで思考力を問う聖学院中学校(東京)の「ものづくり思考力」入試、グループ活動を通じて主体性や協調性を見る武蔵野大学中学校(東京)の「アドベンチャー入試」など、個性的な入試が年々増えている。


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