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青森山田サッカー部・黒田剛監督インタビュー 「マナー問題は誤解。あのとき起きたことは偶然だった」

作田裕史dot.
青森山田高校・サッカー部の黒田剛監督(C)朝日新聞社

青森山田高校・サッカー部の黒田剛監督(C)朝日新聞社

 14日、本サイトは「これも戦術?高校サッカー決勝戦で“違い”が浮き彫りになった監督の『マナー』」と題した記事を配信した。第99回全国高校サッカー選手権の決勝で対決した山梨学院と青森山田の両監督について、戦術や振る舞いなどから「違い」を考察した。

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 そのなかで、青森山田の黒田剛監督が試合中に「スローインの邪魔をしていた」「ピッチで唾を吐いた」などとネット上で批判されたことも取り上げ、サッカーライターの見解なども交えて紹介した。青森山田高校にも取材を試みたが、コメントは得られなかった。(事後に学校側は「冬季休暇中だった」と説明)。これに対して、記事配信後に黒田氏から編集部に「事実が違います」と連絡があった。では、映像に映っていた“行為”はどのようなものだったのか。黒田氏にピッチで起こっていた詳細を聞いた。

*  *  *
――まず、ピッチの外に出たボールを相手チームに渡す際に、別の方向に転がす行為が映っていた件について伺います。記事では、映像を見たライターの「選手がボールを渡すのを遅らせるのはよくありますが、指導者である監督はやらないでほしい行為です」というコメントを掲載しましたが、そうした行為はしていないということなんですね。

黒田:映像をみればわかりますが、私の後方、左手側から背番号5番の選手(サイドバック)が歩み寄ってきていますので、彼がスローインを投げることも十分想定できる状況だったと思います。ボールが出た地点はゴールまでの距離がかなり遠かったので、この場合はサイドバックが投げるのがサッカーの通常です。なので、私は5番のサイドバックが投げるのだろうと思い、ボールをその方向に転がしました。

 ただその直前、ロングスローを投げる背番号8番の選手が右側からも近づいていましたが、そのタイミングでは8番の選手はボールとは違う方向(後ろ)を見ていたので、私は5番の選手の方にボールを転がしたのです。するとその直前に5番の選手が急遽方向を変えてゴール方向に走っていったので、偶然ボールと入れ違ってしまったのです。

 8番の選手が「なんで俺にくれないの?」というジェスチャーをしたかもしれません。でも、私は悪意があったわけではなく、5番の選手が歩いてきてこちらを見ていたので、5番の選手に渡そうとしただけなのです。その瞬間が映像で切り取られたので、さも私が別の方向に転がしていたように受け取られたのだと思います。


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