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再生数13億回のママYouTuber「本当の意味での多様性とは?」

連載「ママYouTuberなーちゃんの三足わらじ生活」

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なーちゃん/二児のママ兼YouTuber。2014年にチャンネルを開設。長男・こうちゃんと出演する動画は子どもから親まで幅広い層から人気を集め、”ファミリー系YouTuber”としてカリスマ的存在に。登録者数は221万人(2020年5月時点)を誇る

なーちゃん/二児のママ兼YouTuber。2014年にチャンネルを開設。長男・こうちゃんと出演する動画は子どもから親まで幅広い層から人気を集め、”ファミリー系YouTuber”としてカリスマ的存在に。登録者数は221万人(2020年5月時点)を誇る

 YouTubeやTwitterやSNSには、個人の数だけ意見が投稿されます。もちろん、自分と異なった意見の人もいます。実際に生活していて、自分と異なる意見や考え方、価値観を持つ人がいても、「こんな考え方もあるんだな」という程度の認識で済ませる人が多いと思います。

 ところがインターネット上だと、動画や文章などの限られた情報を元にコミュニケーションを取るからなのか、現実よりもネット上で強気になる印象があります。(ネット弁慶とも言える現象です)

 YouTubeやTwitterで発信していると、コメントに様々な意見が来ます。「自分はこう思う」という別の意見や「自分はこう思わない」という反対意見は、全く問題がないのですが、「だからお前も同じ意見にしろ」と強要するパターンは、看過できません。無意識にやる人が多いので、注意が必要です。

 実生活でも、「あなたのためを思って言っている」「私のいうことは正しい」などの言葉を用いて他人を思い通りに動かそうとする人がいます。油断すると、親が子供に言ってしまうパターンもあります。人にはそれぞれの意見があり、それは尊重しなければいけません。反対したり議論することはありますが、自分の意見を押し付けたり強要するのは、相手の人格を否定するのと同じくらい罪深いです。これをやりがちな場所が、インターネットなのです。

 SNSは特に同調圧力が強いです。YouTubeはSNSの性格も多分に帯びています。コメント欄は同調圧力がすさまじいです。「〇〇さんがこう言ってるんだから正しい」と、もはや自分で考えることすらせずに、誰かを神格化して思考停止する人もいます。情報を自分で咀嚼することもなく、限られた情報をうのみにするのは危険です。

 最近、「LGBTが法律で守られると足立区は滅んでしまう」と言う発言をした区議が、Twitterなどで話題になりました。この発言は多くの反響を呼び、批判が相次ぎました。炎上とも呼べる事態です。過激な発言が一人歩きして、LGBTの人権が認められていないと多くの人に捉えられました。ですが、今回の件で、多様な価値観を認めていないのは、区議ではないと思います。とても少ない文字数の簡略的なツイートを読んで「LGBTだって守られなきゃいけない。なんてひどい区議だ!クビにしろ」と意見した人の中で、何人がソースとなった区議の発言の全てを聞き、区議が何を言おうとしているのかを把握していたでしょうか。わずかな情報をうのみにして拡散するのはSNSの性格そのものです。


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