さらに、戸田恵梨香さんとW主演を務めたドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」のインタビューでも、恋に悩む様子がうかがえる。

「分かりやすい性格だし、嘘とか上手につけないし、とにかく不器用だから……二股とか絶対に無理、無理!」(non・no  2011年4月号/20歳)

 同年代よりも早く、社会に出た三浦さん。10代のころは年上の女性を好きになること多かったという。年下と年上のどちらを選ぶがたずねられ、「年上」と答えていた。

「年上かなあ。年上を好きなったことが多いからなんだけど。ぶっちゃけ甘えたいときは甘えたいし、年上の方がラクなんじゃないかなっていう」(セブンティーン 2013年6月号/23歳)

 ただ、別のインタビューではそういう恋愛観に変化があったとも語っていた。同じく23歳のときだ。

「10代のころは年上の人のほうがラクな感じに思えたんです。好きになる人も年上が多かったし。でも最近は、そういう概念とかもなくなって、べつに年下であっても波長が合ったら、“あ、この子いいな!”と思うし、年齢はぜんぜん関係なくなりましたね」(JUNON 2013年6月号/23歳)

 年齢とともに相手に求めるものもより具体的に、現実的なものになっていた。

「箱根とかそっちのほうの温泉に行ってみたいですね。おいしいご飯を食べて温泉に入って、ゆっくりしたい。あとは普通に夜、公園で散歩しながら話してっていうぐらいのデートでも十分、僕は満足ですけどね」(JUNON 2013年8月号/23歳)

「恋愛するなら、のほほ~んとしている関係のほうが好きですね。一緒にいてくつろげるほうがいいです」(同)

「(好きなタイプは)話が面白い人。会話してて『いいなぁ』って思うから。あとは当然、黒髪ロングでしょ(笑)」(同)

 このころになると、結婚についても具体的イメージを膨らませていた。

「結婚願望はありますよ。できれば30歳くらいまでには結婚したいです」(同)

「(結婚したら)すごく家庭を大事にしたいと思います。家族でできるようなことをたくさん探したいですね。一緒にキャンプしたりスキーに行ったり、あとは家でクッキーとかおやつを作ってあげられたら最高ですね。未来の奥さんが留守のときにパパっと作っておいて、お腹がすいたときに『クッキー作ってあるよ』って」(同)

「結婚?はわからないけど、もし結婚したら子供が欲しい。子供とたくさん遊びたいな」(LEE 2013年12月号/23歳)

 一方、自分自身には、理想ともいえるちょっと高いハードルを課していた。

「(恋人には)あんまり弱い部分は見せたくないですね。たとえばホントに滅入ってるときとか、落ちている自分は見せたくない」(JUNON 2013年6月号/23歳)

「僕が頑張っている姿を見て『私も頑張ろう』と思ってもらえるような、刺激しあえる関係が理想的だな、と思います。だから、弱い部分を見せたくないって言ったのも、そこは偽っても頑張りたいと思うんです」(同)

 この年は、レギュラー出演したドラマ「ラスト・シンデレラ」の放映があり、声優に挑戦した映画「キャプテンハーロック」と、戦争というテーマに取り組んだ映画「永遠のゼロ」が公開された。こうした発言は、多忙の中ではりつめた緊張感の表れだったのかもしれない。

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運命的な出会いとは? 20代前半と後半の違い