カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
写真はイメージ(Getty Images)
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 コロナの感染予防にマスクが大切なことは大前提として、お笑い芸人カンニング竹山さんは「よくよく考えたら、いまマスク外してもよくない?」という場面に思うところがあるという。コロナ禍における小さな生活の問題点を指摘する。

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 コロナ感染予防にマスクをすることは大切なことだと思うんですよ。電車に乗ったときとか、人が多い場所であるとか、今の時代、この時期のマナーとしてもマスクをしたほうがいい。じっと黙って下を向いて口を閉じていれば飛沫は飛ばないし、物理的にはマスクしないことは問題ないですが、電車の中などマスクをしていないことを嫌がる人もいるじゃないですか? だから、マナーとしてマスクをつけなければいけないと思う。

 ところが、「マスクつけなきゃ、マスクつけなきゃ」になり過ぎていて、夜道ひとりで歩くときにもマスクつけていることがあるんですよね。よく考えれば、それ、いらないだろ!(笑)家から駅までの道で、誰かと寄り添って歩いているなら別ですが、そんなに人、いないですよね? もちろん駅についたらマスクはつけたほうがいいと思うんですよ。

 僕もそうですけど、その辺が常にクセになっていて、家を出るときにマスクをつけて、近所のコンビニに行くときもつけるようになって、それはいい習慣だとは思うんですよ。でも、よくよく考えたら必要ないんじゃない? ってときにもつけていることが多すぎる。マスクは必ず持って外出して、「人混みに入るぞ」とか「この辺、人が多いぞ」とか「スーパーに入るぞ」というときにマスクをつける。そういう風なつけかたのほうがいいと思うんですよね。

 複数名で会議をするときに、一旦、全員マスク外して会議をしているのを見かける。会議が終わると、それじゃぁってマスクをして、おいおい、それって逆だろう?(笑)マスクをつける、外すが、みんな、ごちゃごちゃになってしまっているんじゃないかと思う。何が感染予防なのかわからなくなってしまっているところもあって。マスクをつける意味は、いつも帽子をかぶっている人が帽子をかぶって外出するみたいというかなぁ……身につけるモノというだけ。

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カンニング竹山

カンニング竹山

カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。本名は竹山隆範(たけやま・たかのり)。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在はお笑いやバラエティー番組のほか、全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。単独ライブ 「放送禁止2017」が9月21~24日、東京・品川の天王洲銀河劇場で開催(撮影/写真部・小原雄輝)

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なにがなんでもマスクはコロナ禍の「小さな生活の問題点」