「withコロナ時代の社会を“おせっかい”で元気に!」 コロナ川柳の仕掛人・コミュニティナースのまちづくり (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「withコロナ時代の社会を“おせっかい”で元気に!」 コロナ川柳の仕掛人・コミュニティナースのまちづくり

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オープンエアー型のランドカーに乗って地域の人たちに会いに行く。写真左の男性がコミュニティナースだ(提供/Community Nurse Company株式会社)

オープンエアー型のランドカーに乗って地域の人たちに会いに行く。写真左の男性がコミュニティナースだ(提供/Community Nurse Company株式会社)

お話を聞いた、矢田明子さん。国内のコミュニティナースのキーパーソンになっている(提供/Community Nurse Company株式会社)

お話を聞いた、矢田明子さん。国内のコミュニティナースのキーパーソンになっている(提供/Community Nurse Company株式会社)

地域の保育園の園児たちが書いたハガキを持って地域の人たちを訪ねると、喜ばれるという(提供/Community Nurse Company株式会社)

地域の保育園の園児たちが書いたハガキを持って地域の人たちを訪ねると、喜ばれるという(提供/Community Nurse Company株式会社)

「コロナ川柳」を始めたばかりの頃は、短冊を集める形式だった。いまやテレビでも扱われ、Facebookへの投稿も増えている(提供/Community Nurse Company株式会社)

「コロナ川柳」を始めたばかりの頃は、短冊を集める形式だった。いまやテレビでも扱われ、Facebookへの投稿も増えている(提供/Community Nurse Company株式会社)

 全国に広まっている「コミュニティナース」を知っていますか。医療機関で仕事をする一般的な看護師とは異なり、地域に飛び出し、人々の暮らしに近いところで“健康的なまちづくり”をする人材をいいます。2016年から日本でその育成や普及のサポートなどの活動をしているのが、『Community Nurse Company株式会社』の代表取締役で看護師・保健師でもある矢田明子さん。新型コロナウイルスの影響で、新しいケアへの挑戦が始まっています。

【写真】話題のコロナ川柳はこちら

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 もともと海外に「コミュニティナーシング(地域看護)」という概念があることを知り、活動を始めた矢田さんは「病気になって初めて医療の専門家に会うのではなく、健康なときから日常のなかで接していたら、病気の早期発見などにつながります。コミュニティナースは、まちで健康につながる良いおせっかいを焼く人です」と話します。

 矢田さんが関わる育成講座「コミュニティナースプロジェクト」をこれまでに受講した人の数は180人以上。修了生は現在、全国各地のさまざまな立場・環境で、多岐にわたった活動をしています。

 コミュニティナースの先進地の一つが島根県雲南市です。「Community Nurse Company株式会社」や訪問看護ステーションなどに在籍する複数の公認コミュニティナースがいて、自治体も含め地域で連携してきました。それが結実したのが、コミュニティナースや助産師、郵便局などの地域連携グループ「地域おせっかい会議」です。2019年9月から活動を始め、現在は同市からの業務委託で活動しています。

「福祉などの制度ではどうしてもアプローチできない人たちがいるんですね。例えば、働き盛りで病院にはなかなか行かないような人たち。そういう人でも、郵便局やスーパーマーケットなどで働く“暮らしの動線にいる人”とは日常的に『最近どげかね?』と話せます。そんな“暮らしの動線にいる人”たちとチームになってお互いの得意ジャンルで連携し、さまざまな住民と接点を持てるよう活動しています」

 「地域おせっかい会議」は、毎月の会議で気がかりなことや解決したいことを提案し合い、「来月までにこのおせっかいを実行していこう!」と活動するスタイル。例えば、2カ月に一度の年金支給日に郵便局へ記帳に来る高齢者が多いため、落語を聞いたり体の話をしたりする小さなイベントを開催。同会議メンバーである郵便局局長らが「記帳のついでに、お茶を飲んでいきませんか」とうながし、地域の住民の暮らしや健康に関する声やニーズを拾いました。


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