学習ノートには英語の例文がびっしり。勉強熱心なフワちゃん(写真/岡田晃奈)
学習ノートには英語の例文がびっしり。勉強熱心なフワちゃん(写真/岡田晃奈)

 現在発売中の英語情報誌「AERA English 2020 Spring & Summer」(朝日新聞出版)では、メディアで活躍中のYouTuber兼芸人のフワちゃんに、英会話の極意についてインタビューしている。超ポジティブ&元気印なフワちゃんは、実は“帰国子女”で大の英語好き。そんなフワちゃんの日頃の英語学習法とは?

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 フワちゃんのYouTubeは、海外が舞台の動画が豊富で、現地の人と“超”フレンドリーに英会話を楽しむ様子も頻繁に登場する。フワちゃんは、小学2~4年生までの2年間、アメリカのロサンゼルスで過ごした。

 「私、現地の小学校への登校初日におもらししちゃったんです。英語のしゃべれる日本人の子に『恥ずかしいから水たまりで転んじゃったってことにして』とお願いしたの。『わかった』って言ったのに英語でばらされて、みんな大爆笑。そのとき、『これはもう英語学ぶしかない!』って思った!」

 いきなり衝撃のカミングアウトをするフワちゃんだが、LAでは、生の英語表現にたっぷりと触れた。

「感情がデカい言葉ほどパッと覚える。Don’t copy me!(まねしないで!)とかStop it!(やめて!) は、学校で初めて聞いて、速攻使った」

 簡単なフレーズでのコミュニケーションならそつなくこなせるものの、ディスカッションなどは歯が立たないと自己分析する。日本に戻ってきてからは、中学から英語の授業を受け、高校・大学受験も経験。「小学校2 年間の貯金じゃ、受験はどうにもならなかった」と、机に向かって暗記もせっせとした。

「当時は受験のためにやったけど、文法や語彙の知識は、今も役立っています。でも、アウトプットを工夫しないと話せるようにはならない」

 アウトプットの練習は、オンライン英会話や英会話スクールで行う。レッスン中に初めて聞いた単語はその場ですかさず質問し、ノートに走り書き。レッスン後にしっかり意味を調べ、例文と一緒に清書。また、とっさに出てこなかった表現は、日本語でメモ書きしておき、どう言えばよかったのか調べてノートにまとめている。

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