「そろそろやらないとヤバイ」 危機感アリの甲子園ヒーロー・中村奨成の現状は? (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

「そろそろやらないとヤバイ」 危機感アリの甲子園ヒーロー・中村奨成の現状は?

このエントリーをはてなブックマークに追加
山岡則夫dot.
打撃練習をする広島・中村奨(c)朝日新聞社

打撃練習をする広島・中村奨(c)朝日新聞社

 注目のプロ入りから3年目を迎える広島・中村奨成は、一軍定着を目指してキャンプから必死にアピールを続けている。

過去10年高校別「プロ野球選手輩出数」ランキング

「とにかく、強く振ることを意識している。強い打球を遠くへ打ちたい」

 高3の夏、甲子園記録となる1大会6本塁打を記録して大きな注目を集めたが、いまだ一軍出場機会はない。一軍打撃コーチの朝山東洋は中村の潜在能力を認めたうえで、よりスケールの大きな打者に育て上げようとしている。

「もともと打撃に良いものを持っている。身体も少しずつできて、強いスイングができ始めている。打撃練習の見栄えは良くなっているから、あとは実戦での打撃。外側の球への入り込みが足りない。これは頭部死球の影響もあるのかもしれない。身体の入り込み、踏み込みが足りないから、外の球を強く打ち返せない」

 そこで朝山コーチはロングティから外側の球を投げ、身体の入り込みを意識させている。「お前(中村)レベルではまだ、相手投手も内側の球を使って攻めてこない。そのうちに外側の球をしっかり打って結果を残すこと」という叱咤激動も忘れない。

 中村も「とにかく1日1日しっかりやるだけ。その先に結果がつながっていると思う。捕手としてももちろんですが、自分の強みである打撃をさらに磨きたい」とその期待に応えようと必死に食らいついている。課題だった身体作りも少しずつだが進んできたので、自信のある打撃をさらにアピールしたいところ。中村本人もレベルアップを目指して意欲的に練習に取り組んでいる。

 一方、一軍バッテリーコーチの倉義和は、中村の捕手としての取り組み方にはさらなる改善が必要と苦言を呈する。

「打撃が良くても捕手は試合に出られない。それでは代打か、他のポジションへコンバートとなる。捕手として出たいなら、もっと興味を持って取り組んで欲しい。秋の時点での課題に対し、オフでも自分で練習できるようなやり方で教えた。やっているとは思うけど、そのわりには変化が見られない。それなら、やり方やアプローチ方法を変えないといけない」


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい