――宮迫さんへの恨みはありますか?

亮:全然ないです。僕より後輩は別として、僕・宮迫さん・入江は、絶対にあれを止められることが1回はできた。誰のせいでもないです。みんなのせいです。

――国会でも「反社の定義はできない」となっているが、どう思います?

淳:定義があいまいなんだって思いましたね。亮さんのことがなければ、僕もいろいろつぶやいていたと思うんですけど、自粛しました。定義がないのであれば、みんなで急いで作った方がいいと考えています。だって定義がないと、どれが反社という境がなく、あいまいなまま物事が進んでいくのは腑に落ちない部分がある。そこは早く定義について話してほしいなと思います。

亮:(区別が)難しいっていうのは政治家も同じなんだなと。淳が言ったように何か線があってくれればいいなとは思いますね。

――吉本興業の社長も会見した。あの時はどう思った?

亮:(会見が)長かったですけど、全部の質問に答えようとしているんだなと思いました。

――社長会見ではタレントとのやりとりについても説明があった。事実関係と異なると感じた点はなかったか。

亮:自分目線と会社目線が違うのはわかっていた。僕が会見したときは自分目線でしかた答えられなかった。社長が会見したときは向こう側の目線。「なるほど」という気持ちにはなりました。それで「もっと話しておけばよかったな」という気持ちにもなりました。

淳:僕は会社の肩を持つ気持ちは全くないんですけど、ことの発端は2人が嘘をついたことからスタートしている。それで会社がジャッジをできなくなった。会社が(芸人を)守ろうとすることで、後手後手になったことは、会社の対応の仕方になにか問題があったのかもしれないですけど、そこで出てきた亮に対する言葉とか、闇営業に行っていた芸人たちへの言葉とか、「すべては2人が嘘をついたことから始まったんだ」というところに立ち返らないと。言った言わないが始まってしまうと、「誰が正しいか」というところに僕は話を持っていきたくなくて。僕も社長をやるようになって思うんですけど、昨日たまたま渋谷でロケをしていて、ラジオ局があったから飛び込んで「亮に仕事をくれ」って言ったら仕事もらえたんですよ。亮に「こんな仕事きたよ」って言ったら「ふーん」っていうから「おい!」って。「仕事とってきたのに!」という社長としての気持ちも芽生えたんで。僕もその気持ちはわかるし。だからって、彼たちがその場で、信用していた会社から何かしらの言葉で信用できなくなったというのも理解できますし。この話は決着はしないと思っています。なので田村亮もすぐに吉本興業の専属マネージメント契約ではなくて、株式会社LONDONBOOTSという会社で、そこでエージェント契約でどうですかというところで、落としどころがついた。今日は吉本興業と株式会社LONDONBOOTSの主催の記者会見なんで。僕、それもやりたかったんです。今日は吉本の人も、株式会社LONDONBOOTSも、所属タレントの田村亮も、オレも、みんなでここで記者会見やっているっていうのが意味のあることだと思います。ここが始まりだと思います。

(AERA dot.取材班)