――お酒の問題が解決すれば、娘を共に育てていく可能性もあるとお考えですか?

僕にとって最も大切な存在は娘です。その娘は母親である優を愛しているはずです。だから優がお酒を断つのであれば一緒に育てていきたいとは思います。とはいえ、何年も続いている悪癖がすぐに治るとは思えませんし、何度僕がお願いしても、娘が産まれても改善しなかったので、口約束だけではとうてい信じることはできません。たとえ断酒を決意したとしても、しばらくは優と娘を二人きりはさせたくありません。

――では、才賀さんが考える今後の理想の関係性はどのような形ですか?

基本的に僕が娘を育てながら、お酒を断った優も娘の人生に関わっていくことだと思います。

――最後に、あびるさんに伝えたいことはありますか?

感謝していますし、謝罪したいこともあります。夫がリング上で殴られたり蹴られたりする姿を見るのはしんどかったと思いますが、優なりに一生懸命に応援してくれました。そして写真週刊誌の報道では迷惑をかけました。また娘のためにお酒を断ってほしいという強い思いもあります。いまはいろんな感情があって整理をするのは難しいですが、娘と出会わせてくれてありがとうと伝えたいです。そして、いつか娘に不甲斐ない親でごめんと謝りたいです。

 疲れた表情を見せながらも真剣な眼差しでそう答えた才賀。取材後、あびるの事務所へ事実関係の確認を求めたが、期日までに回答はなかった。

(AERA dot.編集部)