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「喪失感は余りにも大きい」中村哲さんが学んだ母校が哀悼文

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小林哲夫dot.
アフガンの干ばつ被害について記者会見した中村哲医師 (C)朝日新聞社

アフガンの干ばつ被害について記者会見した中村哲医師 (C)朝日新聞社

 中村哲さんが亡くなられたことに、日本中いや、世界中が大きな悲しみに包まれている。

【写真】アフガニスタンで活動する中村哲さん

 中村さんは1946年福岡県福岡市生まれ。福岡県古賀市立古賀西小学校、西南学院中学校、福岡県立福岡高校を経て九州大学医学部に入学した。

 今回の悲報を受けて、中村哲さんの母校すべてが哀悼文を掲げている。どんなに著名な政治家、学者、社長でも、出身の教育機関からこれほど愛される方はいない。平和、人権に、身をもって貢献されたからだろう。

 いま、国や教育機関がグローバル人材の育成を訴えているが、中村さんの功績を前にすると、どれもうわべだけの掛け声に見えてしまう。それほど中村さんは、世界最高の「グローバル人材」と言っていい。

 中村さんの母校は卒業生の功績を誇りに思い、哀悼の意を伝えている。古賀西小学校では追悼放送集会を行い、全校で黙祷を捧げている。

 西南学院中学校は、中村さんにクリスチャンとしての生き方を教えたようだ。なお、西南学院は「平和宣言」を掲げている。

 県立福岡高校は中村さんの生きざまを教育実践として活かすという。

 九州大で、中村さんは特別主幹教授に就任し、学生、教職員、市民に「飢えと渇きは薬では治せない」と訴えていた。

 以下、古賀西小学校、西南学院中学校、福岡高校、九州大学の哀悼文全文を紹介しよう(古賀西小学校はフェイスブック、他は学校、大学のウェブサイトから引用)

* * *
◆古賀西小学校

 12月4日、わたしたち古賀西小学校の偉大な先輩である中村哲さんが、アフガニスタンで武装集団に銃撃され、お亡くなりになられました。突然の悲報に驚きと深い悲しみに包まれました。謹んでお悔やみを申し上げます。それを受けて、12月4日1校時に、追悼放送集会を行い、全校で黙祷を捧げました。中村哲さんの思いや生き方を、みんなで引き継いでいきたいと思います。ご冥福をお祈り申し上げます。

◆西南学院中学校・高等学校

 中村哲先生のご訃報に接し、心から哀悼の意を表します。

 若き日に西南学院中学校(1962年卒)でキリスト教に出会い、キリスト者になられた先生は、西南学院とその教育を愛してくださり、ご帰国のおりにはたびたび学院に足をお運びいただき、西南学院中学校・高等学校の生徒や、西南学院大学の学生に現地でのお働きについてお話ししてくださいました。


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