パ・リーグの「勝ち組」「負け組」はどこだ?【2019ドラフト採点簿】 (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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パ・リーグの「勝ち組」「負け組」はどこだ?【2019ドラフト採点簿】

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西尾典文dot.
ロッテが交渉権を獲得した佐々木朗希 (c)朝日新聞社

ロッテが交渉権を獲得した佐々木朗希 (c)朝日新聞社

■オリックス:80点

1位 宮城大弥(興南・投手)
2位 紅林弘太郎(駿河総合・内野手)
3位 村西良太(近畿大・投手)
4位 前佑囲斗(津田学園・投手)
5位 勝俣翔貴(国際武道大・内野手)
育成1位 佐藤一磨(横浜隼人・投手)
育成2位 谷岡楓太(武田・投手)
育成3位 中田惟斗(大阪桐蔭・投手)
育成4位 平野大和(日章学園・外野手)
育成5位 鶴見凌也(常磐大高・捕手)
育成6位 大下誠一郎(白鴎大・内野手)
育成7位 佐藤優悟(仙台大・外野手)
育成8位 松山真之(BCL富山・投手)

 会議前の予想を覆して石川昂弥(東邦)に入札。外してからは左腕に切り替えて河野竜生(JFE西日本)を外したのちに宮城を1位指名した。左投手が手薄なだけにこの指名は納得できる。ただそれよりも評価したいのが2位の紅林と5位の勝俣だ。リードオフマンタイプの選手が揃い、チームは完全な長打力不足。その中で思い切って高校生の強打者タイプを2位で指名したのは英断である。また勝俣もチームにいない打撃優先型の選手で、サードで上手くはまる可能性もあるだろう。手薄なリリーフに村西、若手の伸びている投手陣に高校生の実力者である前とこの二人の指名も理解できる。育成で多くの高校生を指名したこともチームを作り替える意欲を感じた。2度抽選を外したのは痛かったが、そこから上手く持ち直したという印象だ。

■ソフトバンク:65点

1位 佐藤直樹(JR西日本・外野手)
2位 海野隆司(捕手・東海大)
3位 津森宥紀(東北福祉大・投手)
4位 小林珠維(東海大札幌・内野手)
5位 柳町達(慶応大・内野手)
育成1位 石塚綜一郎(黒沢尻工・捕手)
育成2位 大関友久(仙台大・投手)
育成3位 伊藤大将(八戸学院光星・内野手)
育成4位 勝連大稀(興南・内野手)
育成5位 舟越秀虎(城北・外野手)
育成6位 荒木翔太(千原台・内野手)
育成7位 村上舜(山形中央・投手)

 大方の予想を裏切って石川に入札し、外れ1位でも野手の佐藤を指名。支配下で指名した5人のうち4人が野手となった。野手の世代交代が急務であることを考えると大きな方向性は間違っていないが、指名する選手のタイプ、ポジションと年齢には疑問が残った。チームに必要なのは強打者タイプだが、1位の佐藤はどちらかというと守備、走塁が持ち味のリードオフマンタイプ。また捕手も甲斐拓也の後釜を考えたいが、まだ若い年齢を考えると即戦力の海野よりも高校生を指名するべきではないだろうか。4位の小林がスラッガーに化ける可能性はあるかもしれないが、全体的にはもう一つ的を得ていないように感じる指名だった。


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