一連の“闇営業”問題で、反社会的勢力とのつながりを報じられた雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮がそろって、7月20日午後3時から都内で急遽会見を開いた。

【画像】取材陣を前に話をする宮迫(左)と亮

(1)(2)(3)(4)に引き続き、会見の一問一答を掲載する。

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──吉本興業に対して暴露したと思う。吉本興業に対する思いは。

宮迫:事実ではあるにしても、こんなことを言う会見をしたかったわけではないんです。僕たちは、詐欺被害にあわれた方々であったり、世の中の僕らを信用して笑ってくれていた方々に謝罪したかっただけなんです。

 ただ事実を細かく言うと、こういう形になってしまっているのは正直、不本意なのですが、大阪人に生まれて、子どもの頃からたくさん笑わしてもらっている吉本興業に18歳で入らしてもらって、こんなアホを30年間育ててくれた吉本興業に対しては、そりゃ感謝しかないですよ。感謝しかない……。こんなことしたいわけないじゃないですか(嗚咽する)。すみません。

亮:僕も本当に宮迫さんと一緒です。ずっと宮迫さんと記者会見をやりたいと言ってきたことも、会社を攻撃するなんてことは一ミリも考えていなかったです。自分たちを育ててくれた会社に対してそんなことを思っていない気持ちすら伝わっていない。

 途中で弁護士を立てた理由もそういうことではなかったし、僕らの言葉が足りない場合、吉本の弁護士はどうしても吉本の目線になってしまうと思ったので、業界とは違う目線でもっと関係のないところの第三者という形で弁護士を入れたいと相談したときに、吉本の方も「おっいいやん」ておっしゃてくれたのが、実際に弁護士さんが来ると急に態度がかわった気がしました。そこで弁護士さんとしか話ができなくなって。僕たちも一方的に言われたり、記者会見の話が進まなくなってどんどん不信感が出てきました。

 もともと、謝罪会見をしたい、世間の皆様に謝りたいということだったのが、どこからか話が変わっていき、そして「記者会見やりたい」「ネットとかで全部見られるようにしてもらえませんか」と言うと、「そんなんこっちで決めるから」と。僕がすごく不信に思ったのが「在京5社、在阪5社のテレビ局は吉本が株主やから大丈夫やからと」言われました。何が大丈夫なのかわからないけれども、僕たちの言う事が、本当の気持ちが伝わるかどうか。ネットのことを止めようとしたという風に感じてしまいました。それでとても不安になったり、もともと好きだった会社なのに「こんな風に変わっていくんだ」と思いが募っていき、今、吉本に対してどうだというよりは、ファミリーだと言ってくれていた方が変わっていくことにびっくりする感じです。

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