有吉弘行、「ブーム終焉」どころか露出増…10年以上も人気を保っている理由 (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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有吉弘行、「ブーム終焉」どころか露出増…10年以上も人気を保っている理由

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黒崎さとしdot.

有吉弘行 (c)朝日新聞社

有吉弘行 (c)朝日新聞社

■さんまと浜田と有吉にしかない「ある能力」

 また、別の放送作家からはこんな話も。

「あれだけたくさんの冠番組をやっていたら似たテーマの番組が出てきてもおかしくない。番組を提案して、有吉さんサイドに企画を通すのもひと苦労です。そんな状況下でも新番組が登場しているんですからすごい。結局、今でもテレビ番組のMCとして有吉さんとマツコ・デラックスさん(46)に代わる新しい人が現れていないんです。不定期で放送されている『有吉の夏休み』(フジテレビ系)なんて、ただはしゃいで遊んでるだけのロケ番組なんですが、それでも120分も持たせて、面白く見させられるのは相当な人気と実力がないとできないことです」
 
 ことほどさように、その人気ぶりを証明し続ける有吉。ある芸能事務所の関係者は彼が今も芸能界のトップでサヴァイブする能力についてこう解説する。

「芸能マネージャーの視点から言うと、有吉さんは純粋に観察力がズバ抜けて凄いのです。例えば雛壇の上で登場していても、カットされそうな場面では積極的に他の出演者のコメントを拾いに行かず、逆に番組で使われそうな部分があれば全力で話題を広げていく。だから、オンエアで滑ってるところはあまりない印象を受けます。このように、収録中に自分で“編集点”を作れる芸人として優秀ですし、制作サイドとしてはやりやすいでしょうね。他にこういった編集点を作れたり、考えられる人の代表的な例は明石家さんまさん(63)、浜田雅功さん(55)くらいです」

 お笑い評論家のラリー遠田氏も、有吉の人気が衰えない理由をこう分析する。

「ひと言で言うと対応力があって器用だから。有吉さんは毒舌というイメージが強いが、なりふり構わず噛みついていたのは、実は再ブレークの初期の頃だけです。その後は、自分のポジションや番組の性質を見極めて、どういう振る舞いをするか冷静に判断している。また、各雑誌が発表する『好きな芸人ランキング』で常にベスト10に入っていることからも分かる通り、実は好感度が高い。だから、テレビ東京のeスポーツの新番組や『ぶらぶらサタデー』(フジテレビ)など、有吉がただ楽しく遊んでいるだけに見えるようなゆるい雰囲気の番組も成立する。笑いの要素が強い番組から、そうではない番組まで、幅広く対応できるのが強みでしょう」

 このように、大物MCたちと同じ能力を発揮している有吉。今後もその安定した快進撃は続きそうだ。(ライター・黒崎さとし)


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