「技術も凄いがキャラもヤバい」とインターネット上で話題のヘアメークアーティストのJunJunさん。インスタグラムのフォロワー数は39万人で、“変顔”をさらした動画の再生回数は100万回を超える。異色のインフルエンサーとしてSNS上で人気を集めるJunJunさんの正体を探るため、本人を直撃した。
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――JunJunさんがヘアメーキャップアーティストを志したのはいつごろからですか?
JunJun:具体的に将来の夢として考え始めたのは中学生のころです。おしゃれが大好きな子どもで、小学生のころから友達と洋服を買いに行っていました。でも洋服がかっこよくても髪形がきまっていないと嫌で、それでヘアメークに興味を持ち始めたんです。
――小学生で洋服を買いに行ってたんですか?
JunJun:はい。とにかくおしゃれが大好きで、ランドセルは小4までが限界でした。小5からはリュックサックで通っていました。ランドセルだとダサくて洋服と合わないので我慢できなかったんです。そういえば髪を染めたのも、整髪料でセットし始めたのも小学生からでした。
――今日は、なぜJunJunさんがヘアメーキャップアーティストになられたのかを聞こうと思っていたのですが、すでに答えが出てしまったような気がします。
JunJun:周囲の影響もあると思います。母親は接客業をしていて華やかな人でしたし、美容院を経営していた親戚もいました。その親戚から「ヘアメイクをやりたいなら理容室で勉強しろ」と言われて、それで地元の大阪の理容室を何店も訪ね歩いて、「手伝わせてください」とお願いをしたんです。理容室ではもちろんお客さんの相手はできませんが、スタッフさんの顔をそらせてもらったり、コードの片付け方とか、サロンワークの基本を学ぶことができました。
――20歳で上京された理由は?
JunJun:やっぱり東京に対する憧れがあったんだと思います。渋谷のセンター街でチラシ配りをしながら、夜は新宿のヘアサロンで仕事をしていました。大阪時代と同じで接客業のお姉さんたちのヘアセットが中心でしたが、それだと大阪時代と同じになってしまうので独学で勉強を始めたんです。でも、いまみたいにYouTubeのようなツールはありませんので、美容系の専門学校に通っている友達に技術を教えてもらっていました。