初七日から33回忌までの法要には大きな意味が… 生者の役割とは? (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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初七日から33回忌までの法要には大きな意味が… 生者の役割とは?

連載「あなたの知らない神社仏閣の世界」

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恵林寺・「武田不動尊・二童子像」(写真提供/恵林寺 ※無断転載厳禁)

恵林寺・「武田不動尊・二童子像」(写真提供/恵林寺 ※無断転載厳禁)

成田山川越別院本行院の角に立つ「みまもり不動」

成田山川越別院本行院の角に立つ「みまもり不動」

深大寺・山門脇の不動の滝を守るお不動さま

深大寺・山門脇の不動の滝を守るお不動さま

「縁日」と聞けば、露店が並ぶお祭りのイメージが強いが、本来は宗教用語で“特定の神仏に縁のある日”を指すものだ。この日に参拝すると特別なご利益があるとされていたことから、多くの人々が参集し、これらの人たちを目当てに市が立ったことから、今では縁日と露天商は切っても切れない関係となっている。

●28日はお不動さまの縁日

 観音さまの功徳日「四万六千日」はほおずき市として知られているし、水天宮の戌の日、弁天さまの巳の日、お稲荷さまの午の日なども有名である。これほど有名でなくても、実はほとんどの日はいろいろな神仏の縁日となっている。薬師如来は毎月8日、天神さま(天満宮)は毎月25日というように。さて、今日28日は、お不動さまの縁日にあたる。

●怖い顔が特徴の明王

 お不動さまとは、正式名称を「大日大聖 不動明王」と言う。大日如来の化身として命を受け、何事にも動じず強力に人々を教え導く仏、という意味を持つ。

「明王」と名のつく仏さまの多くは、憤怒の顔を持ち、手には武器、後背には炎をまとう姿で表されている。不動明王がその代表例で、右手に剣を左手に羂索(けんさく/縄状の仏具)、背後に燃えさかる火を負っている。尖った歯で下唇を噛み、つり上がった目で睨みつけるさまは、何としてでも人々を正しい道に導こうする決意の表れなのだという。立位、座位に違いはあれど、すぐにでもこちらにやってくるぞという雰囲気を醸している姿は、大の大人でもビビってしまう迫力を持っている。

●独自進化をした不動信仰

 不動明王は弘法大師(空海)が日本へ持ち込んだ仏さまである。起源はインドのヒンズー教にあると言われ、やがて中国仏教へ伝播、そして日本で独自に進化していった仏さまである。今でも多くの参拝者を集め、新しい像が作られて続けている日本に比べ、発祥の地・インドや中国には不動明王像はほとんど残っていないことを考えると、不動信仰は日本独自のものと言ってよいのかもしれない。

 歴史的にも現在の人気度も成田山新勝寺は、お不動さまを祭るお寺としては一番といえるだろう。

●独自進化をした不動信仰

 新勝寺は歌舞伎役者・市川團十郎とのつながりもあって、江戸時代以降多くの参拝者を集めているが、全国的にも不動めぐりは人気の巡拝ルートとなっている。



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