事実は小説より奇なり。朝日新聞が報じたB級ニュースを、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』で、夕日新聞社としてピックアップ! その一部を紹介する。
■お助けマッチョ敬老の日を盛り上げる(2017年9月18日 名古屋市)
「敬老の日」に力自慢のマッチョな男たちが、名古屋市内で、力仕事の手伝いや話し相手がほしいお年寄りの家でボランティア活動をした。ジムを経営する橋本誠さんが「鍛えた筋肉を自分の健康や自己満足のためだけでなく、誰かのために使おう」と呼びかけ、20~50代の約30人が応じた。名付けて「お助けマッチョ」。
タンクトップ姿のマッチョな男性2、3人が、60歳以上の一人暮らしの人や、要介護認定で「要支援1」以上のパートナーがいる夫婦の家を訪れ、3時間の滞在中、力仕事はもちろん、「マッチョ特有の活気」(橋本さん)で会話も盛り上げた。「運動や健康に目を向けるきっかけにしてほしい」。来年以降も続けるつもりだ。
■修理で目が大きくなりすぎた? 日光東照宮の三猿(2017年8月31日 栃木県)
「見ざる・言わざる・聞かざる」で有名な日光東照宮(栃木県日光市)の彫刻「三猿」の目が今春の修理でぱっちり大きくなった。三猿は明治以降、今回に加え、1900年、23年、51年、73年に塗り直された。修理は「日光社寺文化財保存会」が行った。
文化財の塗装に詳しい窪寺茂・奈良文化財研究所元建造物研究室長によると、「言わざる」の左目の幅は、51年修理で、23年の修理から2割縮小。73年に目は元のサイズに戻ったが、目尻がくっきりリアルに。今回は丸い目に戻り、目の幅は3割増えた。
毎回変わる表情に保存会も悩む。修理方針は「できるだけ昔の修理後の状況の再現」。だが、最古の写真は51年の修理直前のもので、塗装ははげている。文化庁の担当者は「誤差の範囲」としている。
■著作権は誰にある? サルの自撮り写真(2017年9月11日 アメリカ)
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