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名将か愚将か…セ・リーグの監督を査定する!【2017年版】

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氏原英明dot.

選手を出迎えるDeNAのラミレス監督 (c)朝日新聞社

選手を出迎えるDeNAのラミレス監督 (c)朝日新聞社

 ソフトバンクの2年ぶり日本一で閉幕を迎えた2017年のプロ野球。期待通り、あるいは期待以上の成果を残した球団や、今後につながるチームづくりが進んだ球団もあれば、収穫の乏しいシーズンを送ってしまった球団もある。その背景には選手の好不調、思わぬアクシデントや運といった要素もあるが、指揮官の手腕がもたらした影響もあるだろう。そこで今年1年を振り返り、全12球団監督の働きぶりを査定したい。今回はセ・リーグ編だ。


【真中満(ヤクルト)】 評価:D

 ケガ人が続出して、借金を51個作って最下位に終わった。2015年セ・リーグ覇者の面影はなく、シーズン序盤からの失速に歯止めをかけられなかった。とはいえ、これを指揮官の手腕とだけ評価してしまうのはやや厳しいかもしれない。野手陣では畠山和洋、川端慎吾のケガはある程度、予想ができたかもしれないが、山田哲人しか全試合出場した選手がいない。これは指揮官の予想をはるかに超えていただろう。

 投手陣はもっとひどいありさまで、最多先発が外国人のブキャナンで、次がベテランの石川雅規。原樹理、星知弥といった若手にイキの良さはあったが、フルシーズンを戦えなかった。挙句、星と開幕投手の小川泰弘はケガで来季へのめどが立たない。投手のマネジメントには指揮官の責任もあるが、球団の長年の課題でもある。

 この秋のドラフトでは1位指名で高校生捕手に走った。これは球団のビジョンに疑問を抱かざるをえない選択だ。指揮官の評価を順位ほどに下にしていないのはそれが理由だ。リーグ優勝を狙えるだけの環境を用意するのが先決である。フロントからの改革が必要だ。


【森繁和(中日)】 評価:D

 計算外のシーズンだったといえるかもしれない。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表として戦った平田良介、岡田俊哉のふたりが長期にわたって戦線離脱。シーズン終盤には首位打者の可能性もあった大島洋平もケガで失った。投手陣もエースを務めるはずの大野雄大、2015年に二桁勝利を挙げた若松駿太が計算外に終わり、先発陣の軸がいなかったのは痛かった。


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