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【アスリート美女図鑑】木村沙織、「天才」のイメージの裏にあった"素顔"

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ラストシーズンに臨んでいる木村沙織。有終の美を飾れるか?(写真:Getty Images)

ラストシーズンに臨んでいる木村沙織。有終の美を飾れるか?(写真:Getty Images)

日本バレー界を牽引してきた木村沙織(写真:Getty Images)

日本バレー界を牽引してきた木村沙織(写真:Getty Images)

 これがラストシーズン。

 そう決めて臨んだ、2016/17Vプレミアリーグ女子大会。昨年10月に開幕した8チームが総当たりで3度対戦するレギュラーラウンドが1月に閉幕し、2月12日からはファイナルラウンドへ突入。上位6チームが進出した「ファイナル6」の初戦で東レアローズはJTマーヴェラスにフルセットの末に勝利を収めたのだが、ラリー中に選手同士が交錯し、チャンスボールからの攻撃がつながらないなど、やや課題が目立つ内容。そのせいか、木村沙織の表情は少し浮かなかった。

【写真】スタイル抜群の木村沙織

「勝ったことはよかったですけど、厳しいのは変わらない。本当に、ここからは絶対に負けられない試合だし、そこでこんな内容の試合をしていたらダメだと思います」

 木村自身も「絶対に負けられない」と言うように、6チーム総当たりで1位が決勝へ進み、2位と3位が決勝進出をかけた「ファイナル3」で対戦する。次のステージに進めるのは6分の3。

 レギュラーラウンドの順位でポイントが加算されるため、6位通過の東レが3位以内に入るためには、一戦も落とせないだけでなく、3‐0か3‐1で勝利して3ポイントを獲得しなければ厳しい。これまで何度も東レで日本一をかけた戦いに臨み、全日本では世界一を目指し続けてきたからこそ、勝つことの難しさは誰よりもわかっている。

 それが、勝利しても笑顔ではなく浮かない表情を見せた理由だった。

 2012年のロンドン五輪のあと、「もうやりきった」と一度は引退を決意した。同年にトルコへ渡り、「1年海外でプレーをして引退しよう」そう思っていたが、眞鍋政義前日本代表監督の「キャプテンは沙織しかいない」という熱意に折れ、現役を続行。昨年のリオデジャネイロ五輪までの4年間はキャプテンとしてプレーした。

 プレーだけ見れば、ブロックに対して助走の入り方を変えたり、空中で打つコースを変えてみたり、軟打を織り交ぜたり、サーブも同じフォームから前後に揺さぶる。実に器用な選手という印象だが、コートを離れた木村沙織はそれほど器用な人間ではない。あれもこれも、と先の先まで考えて行動するのは苦手で、ひとつ大会が終わり「次の大会に向けて」とコメントを求められるたび、心底困った顔をしていた。


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