確かに、潔癖でなくとも嫌だと思う場面はいくつかある。特に公衆トイレや階段の手すりなどは、できれば避けたいという気持ちは理解できる。

 ただし、きれい好きと潔癖症では、若干の違いがある。そもそも「潔癖症」という病名はなく、強迫性障害の一種である不潔恐怖という症状がそれにあたる。きれい好きと潔癖症のボーダーラインは、「日常生活が立ち行かなくなること」だという。思い当たる人は、ぜひ診察を受けて欲しい。

 しかし“潔癖男子”が最も注意すべきなのは、実は女性だ。

 同アンケートによると、半数以上の女性が“潔癖男子”は「恋愛・結婚の対象にならない」と回答。さらに、「『潔癖男子』とは結婚できない」と思っている女性は、なんと78.7%にも上るのだ。

 潔癖が結婚の障害になるのも頷けるが、それでも冒頭に上げた田村淳だって、千原ジュニアだって、東MAXだって無事に結婚している。さらに、昨年、女優の堀北真希と電撃結婚した俳優の山本耕史にも潔癖症との噂がある。堀北の潔癖は有名だが、噂通り山本も潔癖症だとすると、完璧な“潔癖夫婦”といえる。

“清潔”の不一致で離婚とならないためにも、きれい好きな伴侶を見つけるか、相手に合わせられるようにお互いが折り合うことが必要だろう。