アインシュタインもびっくり! 懐かしの「水飲み鳥」はなぜ水を飲むのか

2015/07/03 16:00

懐かしの水飲み鳥。変わらぬ姿に今も癒やされる
懐かしの水飲み鳥。変わらぬ姿に今も癒やされる
くちばしをぬらすと、延々と動き続ける水飲み鳥
くちばしをぬらすと、延々と動き続ける水飲み鳥

「水飲み鳥」というおもちゃをご存知だろうか。フラスコ型のお腹に赤や青の液体が入っている鳥が、前に置かれたコップの水をゆらゆらと繰り返し飲み続ける。1960~70年代ごろに生まれた人にとっては、非常に懐かしいおもちゃではないだろうか。

 1952年に考案されたこのおもちゃは、60年代後半、昭和40年代ごろに爆発的に生産されるようになり、喫茶店やデパート、おもちゃ屋さん、保育園や幼稚園など、至るところで見られた。70年に商標登録された「平和鳥」の他に、「幸福鳥(ハッピーバード)」や「クリスタルバード」といった数多くの類似品もあったという。

 新潟市でガラス加工に携わる、錦澤徳三郎さん(74)も水飲み鳥を手掛けた一人だ。生産が盛んだった昭和40年代、東京の業者の依頼によって「幸福鳥」の生産を開始。「ピークの時は、地区全体で20万個ほどを出荷していた。アメリカなどにも輸出していた」と振り返る。その後人気がぴたっと止まり、大量の在庫が出て値崩れした。錦澤さんは、「現在でも、幸福鳥を作ることはできる」と話すが、鳥が頭にかぶっているシルクハットが手に入らなくなっているのだという。

 現在販売されているもののほとんどは中国製だ。関係者によると、日本では部品が不足していることもあり、生産が難しい状況だという。他の昔のおもちゃにも言えることだが、採算を取ろうとするとかなりの数の部品を生産する必要があるため、そこまで発注するリスクは負えないそうだ。

 実はこの水飲み鳥、現在でも入手することができる。インターネット通販や価格比較サイトで「水飲み鳥」と入力してみると、検索結果がずらりと並ぶ。1体なら1000円前後、赤と青のペアなら1500円前後で販売されている。あまりの可愛らしさに1体購入してしまった。

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