E7系の車両写真提供:鉄道コム
E7系の車両
写真提供:鉄道コム

 お盆、年末年始、そしてゴールデンウィーク。交通機関の混雑は覚悟の上。と思いつつも列車の中で、長時間の立ちっぱなしはつらいもの。

【最新版 2015年GW版混雑する新幹線自由席に座って帰るコツ】

 昨年のお盆に掲載した記事「混雑する新幹線自由席に座って帰るコツはコレだ!」に書いた、座席確保のコツをここでもう一度おさらいしたい。(こちらは2014年時点での記事となります)

●偶数号車を狙え!
流線型をした先頭車両の座席数が少ないであろうことは、その形状から一目瞭然だが、同じ長さの中間車両も、車両によって座席数が異なる。洗面所やトイレなどの設備がある奇数号車はその分だけ座席スペースが狭いため、たいていの場合、隣の偶数号車より座席数が10席以上少ない。したがって、列車待ちの行列が同じ人数なら偶数号車の方が座れる可能性が高いことになる

●ホーム中央寄りに停車する車両は混雑する
1号車から6号車までが自由席の場合、通常、6号車よりも2号車が空いている。これは日頃の通勤電車でも経験することで、ホームの中央寄りの車両は混雑しやすく、両端の車両は比較的空いていることが多い。よって多少歩くことになっても混雑時はホーム中央に停車する車両からは離れよう。さらに、途中駅から乗車する場合は、降りる人もホーム中央側に近い乗降口から降りることが多いので、同じ車両でも列車待ちをするならホーム中央から遠い方の乗降口で待とう

●空席を見つけたらすぐ座れ!
当たり前のことだが、これが意外と大事。2人以上で乗車すると人数分並びの席がないか探してウロウロしている間に座り損ねてしまう。また、ひとりで乗るときでも、両隣に人が座っている3人掛けの真ん中を敬遠しているうちに、座り損ねることに。最終的に満員になる列車では、座席の選り好みはせずに。空席を見つけたら躊躇せずに座ろう

 さらに、前回の記事では毎時0分や30分発のように切りのよい時間に出発する列車は比較的混雑することなどを紹介したが、もうひとつ「人気車両」を避けるというのもポイント。今回のゴールデンウィークでは特に長野新幹線に注意。来年の春に金沢まで延伸開業する北陸新幹線用の新型車両E7系が、長野新幹線ですでに運用されている。こちらの編成にも自由席があるので、「どうせ乗るなら新型車両に」と考える人が多いと予想される。

 ただし、E7系の自由席車両は5両と、従来型のE2系の編成が通常自由席車両4両であるのに対し、自由席の座席数が多い。5月1日時点での北陸新幹線の指定予約状況を見た限りでは、当日はE7系の方がすく可能性もあり、逆に狙い目なのではないか、との意見もある。