およばれ・屋外編
<br />(モデルはサカゼンスタッフ重松さん・吉田さんとライター寺島)
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およばれ・屋外編
(モデルはサカゼンスタッフ重松さん・吉田さんとライター寺島)
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およばれ・屋内編
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およばれ・屋内編
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カジュアルお出かけ編
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カジュアルお出かけ編
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 肉づきのいい”ぽっちゃり女子”に、大きな注目が集まった2013年。森三中や渡辺直美をテレビで見ない日はなく、年末前には”マシュマロ女子”なる新語も登場——。

【フォトギャラリーでそれぞれのスタイルを確認】

 いまや、ぽっちゃりは個性だ。なるべく目立たないファッションを心がけ、肩身の狭い思いをしてきたぽっちゃりさんたちよ!この年末年始こそ、流れに乗っておしゃれデビューしようじゃないか! ぽっちゃり体型、体格が良すぎるなどの悩みを克服するポイントを、大きなサイズの婦人服を幅広く扱う日本橋・サカゼン馬喰町店のスタッフ、重松夕花里さんと吉田まゆみさんに聞いてみた。

【ぽっちゃりさんのおしゃれデビュー3カ条】
その1 いろんな色を試して、自分に似合う色を見つけよう
その2 露出OKポイントを決めてメリハリをつける
その3 大きめのサイズのあるお店で試着&アドバイス

重松-まず色ですが、太っていると目立たないよう、黒っぽい服ばかり選びがち。でも全身それでは、かえって体型をカバーできないことも。私自身、黒ばかり着ていた頃に、ある日ショッキングピンクのパンツを履いたら途端に誉められた経験があります。色をうまく取り入れればすっきり見せられ、おしゃれがぐんと楽しくなりますよ」

吉田-「ふたつめの露出OKポイントは、たとえば手首やデコルテ(胸元)など、自分で出してもいいと思える部分のこと。覆い隠しがちなファッションにメリハリが出ます。そしてやはり、サイズのあるお店で試着するのがいちばん。スタッフに悩みをどんどん相談して。意外な服が似合ってびっくり、なんて新発見があるかも」

 自身もぽっちゃり体型の筆者には、心あたりも…。では、実際のコーディネートに取り入れるとどうなるのか? ここからは、年末年始のシーン別コーディネート例を紹介。体型別お悩み解消ポイントも解説する。

【年末年始およばれ・屋外編】
 あらたまった場への外出が多い年末年始は、コート選びでフォーマル感を演出。

(ヒップ・胸が気になる人)
 ヒップの大きさが気になる人は、基本的にAラインの服だと布の形が目立ちをやわらげる。コートもその形を。また、前を開け、内側の服がのぞく部分もAラインを意識すれば、胸もよりすっきり。黒コートには小物で色を。

(背丈・肩幅が気になる人)
 あえて短め丈を選んだ。コートが覆うのは腰ぐらいまでなので、視覚的な重さを軽減できる。袖の広がった流行スタイルと襟のファーのボリュームで、肩への視線を回避。

(太もも・足が気になる人)
 華やかなピンクのコートをピックアップ。苦手な人も多い色だが、上品な雰囲気を演出でき、色白さんに特におすすめ。太もも対策としては、裾にかけてふわっとしたフォルムを。ブーツ代わりにヒールの靴も、足全体をすらりと見せる。

【年末年始およばれ・屋内編】
 コートを脱いだスタイルも、小物や羽織を携帯してバッチリ!

(ヒップ・胸が気になる人)
 半袖ワンピースはフォーマル感抜群。二の腕の露出OKならぜひ挑戦を。ただしコートで出せたAラインが脱ぐと消えるので、首元にファーを巻き視線をひきつける。胸元まで覆うファーは、胸を強調しすぎるため逆効果。

(背丈・肩幅が気になる人)
 柄の切り替えで視覚のメリハリがつくワンピースを選んだ。ミニに勇気が出ない人は、レギンスを合わせカジュアルに着てもよい。ファーを織り込んだニットを羽織れば、フォルムの面白さで肩が気にならない。このスタイルで格好がつくのは、背の高い人の特権。

(太もも・足が気になる人)
 ボリュームのあるスカートにタイツを組み合わせ、太ももの形をうまくカバーしつつ足全体をすっきりさせた。スカートは膝上丈だともっさりしない。淡い色のジャケットをさっとはおって、雰囲気もあったかさもキープ。

【カジュアルお出かけ編】
 カウントダウンパーティーや新春デートも、着こなしでより気分がアップ。
(ヒップ・胸が気になる人)
 段のついたデザインのボリュームあるダウンで、ヒップを目ただなく。襟の存在感や思い切って出した足に視線を集中させるのも、体型カバーのポイント。
(背丈・肩幅が気になる人)
 フードのボリュームで肩幅が気にならない。アースカラーを組み合わせ、ナチュラルに。ワンピースは膝上ぐらいがすっきりまとまる。
(太もも・足が気になる人)
 薄くても保温性抜群のダウンで、着ぶくれせずあったかさを追求。寸胴の人は丈の短いものを選ぶと、スカートが見えてまとまりがよい。裏起毛のラップスカートは、もこもこシルエットで太ももやヒップをうまく隠す。

 時間のある年末年始は、大変身のチャンス。おしゃれのスタートダッシュで、楽しい新年を迎えよう。 
ライター・寺島知春(てらしま・ちはる)