第1402回 ネコスペシャル間違ってなかった娘の助言 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

第1402回 ネコスペシャル
間違ってなかった娘の助言

バックナンバー

ミケちゃん(星野さん提供)

ミケちゃん(星野さん提供)

 アルツハイマーの夫の介護中のため、悲しいし疲れるしで、ハッピーとは言えない日々。海外に住む娘から「猫を飼えば」という助言が。娘曰く、猫がいない生活は人生のムダ、なのだとか。

 実は、猫の力を借りたいと密かに願うことがあった。それは夜な夜な出没するネズミ。ふすまをかじり、フンをまき散らすという、人には言えない有事が起きていたのだ。

 そこで決心。やっぱり猫を飼おう! 娘によると猫は余っているそうだから、すぐに飼えると思ったが、甘かった。

 保護猫の譲渡会でも、譲渡OKの猫カフェでも年齢を理由に断られる。理屈ではわかるけど、悲しいやら残念やら。

 それでも探していたら、今年の3月、夜の散歩中に猫おばさまに遭遇した。自転車に猫缶をたくさん積んで、地域猫の面倒をみている人だった。それも毎晩。雨でも、晴れでも、みぞれでも。

 いつか引き取られるときのため人間になれさせ、避妊手術をし、病気になったら自分のうちに連れていくという。

「猫が1匹ほしいんです」と相談すると、快く地域猫を何匹も引き合わせてくれた。

 そしてお迎えすることになったのが、ミケちゃん(写真、雌)。推定7歳で野良歴も7年。白地にアートな三毛模様がすてきな美人さん。

 はじめはなれなかったけれど、だんだん家を散策し、居場所を見つけるようになった。3カ月もすると、背中を撫でても逃げなくなった。ネズミは出なくなったし、ミケちゃん会いたさに、息子も来るようになった。

 何より、娘の言うことは間違ってなかった。猫のいない日々は人生のムダだったかも。ミケちゃんありがとう。

(星野幸子さん/東京都/76歳/主婦)

【原稿募集中!】
「犬ばか猫ばかペットばか」では、みなさまからの原稿をお待ちしております。
原稿は800文字程度で、ペットのお写真を添付のうえ、下記メールアドレスまでご送付下さい。
必ず名前、住所、年齢、職業、電話番号のご記入をお願い致します。
尚、掲載は本コーナーと「週刊朝日」の誌面となります。謝礼は6千円。
mypet@asahi.com
※著作権は本社に帰属します


(更新 2020/12/10 )


バックナンバー

コラム一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事
あわせて読みたい あわせて読みたい