第1247回 手製の純毛ネズミがお気に入り

週刊朝日
 ミケランジェラ(写真、雌、14歳)は、保護したときには手のひらにのるほどで、心細そうに私を見上げていたのに、今や5・4キロの堂々たる体格。私が時間に起きないと猫パンチが飛んできます。

 彼女は、私が30年ほど前に母から引き継いだ居酒屋の猫店長。初代から数えて6代目です。一日に何回か店に顔を出してお客さまのご機嫌をうかがいます。

 といっても、ころんと転がり、おなかを出してゴロゴロするだけですが、お客さまのスマホやブログにも写真がたくさん載っているようです。私もミケの写真は日めくりカレンダーが3年分作れるぐらいあります。

 私とミケの共通の趣味にブラッシングがあります。「ミケ、ブラッシング!」と言うと、いつものベランダにまっしぐら。ちなみにミケのくしは3千円、私のは100円です。

 こうしてとれたミケの毛がたまったので、丸めて純毛のネズミを作ってみました。目は公園で見つけた木の実、しっぽには残り毛糸を使いました。我ながらなかなかの出来ばえ。ミケがどんな反応をするかワクワクです。そっとそばに置くと、クンクンとにおいをかいでいました。それからおもむろに遊び始めました。

 やった! 苦労のかいがありました。

 ミケは本物のネズミを見たことがなく、これは自分のクローンネズミですが、何はともあれ喜んでくれれば大満足です。残りの毛は井の頭公園の野鳥の巣作り用に進呈しました。

 2年ほど前に、テレビの人気番組「酒場放浪記」の撮影で吉田類さんがみえました。猫好きの吉田さんにはミケに会っていただきたかったのですが、カメラをかついだ人に気おくれしたのかミケは出て来ず、タレント猫のようにはいきませんでした。残念!

(鈴木君子さん 東京都/66歳/自営業)

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