第1142回 家族をつなぐいたずらっ子。その名も… 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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第1142回 家族をつなぐいたずらっ子。その名も…

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 私の名前はボンド。ラブラドルとプードルを主体とした交配犬の、オーストラリアンラブラドゥードルという犬種です。7キロの雄のまだ子犬です。
 カシミヤのような柔らかくてフワフワのクリーム色の毛に覆われ、お目々は薄いブルー。美形です(写真)。
 千葉県生まれで鯖江に来て6カ月ですが、私が来てから家中すべてがトイレと運動場と化し、嘆声が出、悲鳴が飛び交います。でも、まだ子供です。我慢できずお漏らしや、いたずらもします。お許しください。
 齢70を超えるお父さんお母さんは、10年前、黒のラブラドルを13歳で亡くし、あまりの悲しみにペットは飼わないと決意しました。
 ところが息子さんに浪速生まれのお嫁さんが来ることになり、状況は急変。
 明るく優しいお嫁さんは、お年を取ったら必ず面倒見ます、介護もしますからと宣言。私の世話なのか、お父さんお母さんの面倒を見るのか定かではないながら、とにかくお嫁さんのお陰で私が鯖江に来ることになったのです。浪速育ちのお嫁さんに感謝、感謝!
 河川敷の散歩では、草むらから飛び出す虫をジャンプして空中でくわえたり、カラスを追いかけ回したりしたいのに、高齢のお父さんをたびたび振り返り、無事を確認しなくてはならず、しかも休み休みなのがちょっと不満です。
 でも、これからもお父さんお母さんと3人並んで羽毛の布団の上、互いに手を伸べ合い、夫婦の接着剤、家族の絆(bond)でありたいと思っています。
 先代の黒のラブラドルに負けないお利口さんになるよう努力の日々が続きますが、気長に見守ってください。「我や先、人や先、今日とも知らず、明日とも知らず」のこの世ですが、お父さんお母さん、一緒に元気で長生きしましょうね。

(小林文雄さん 福井県/72歳/小児科開業医)

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(更新 2015/9/10 )


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