The 1975のマシュー・ヒーリー、オアシスは“大人になって”再結成すべきと語る「ふざけるのをやめてほしい」
The 1975のマシュー・ヒーリー、オアシスは“大人になって”再結成すべきと語る「ふざけるのをやめてほしい」

 The 1975のマシュー・ヒーリーが、カナダCBCの『Q With Tom Power』出演した際に、2009年に解散したオアシスに対する不満をぶちまけた。

 大成功を収めながらも、ノエルとリアムのギャラガー兄弟の不仲が原因で崩壊したまま再結成の可能性が極めて低いこのバンドについて、マシューは自身の見解を歯に衣を着せずに明言している。2023年2月2日に番組がインスタグラムに投稿した、インタビューの抜粋動画で彼は、「オアシスは何をしているんでしょうね?今もまだ世界で一番クールかもしれないバンドにいながら、兄弟でかんしゃくを起こしているからやらないなんて想像できます?」と、強い口調で話している。

 彼はさらに、「50代なのに20代の服を着てるのは構わないですけど、20代のように振る舞うのはね……大人になれよって。彼らはリトル・ヴェニスとかハイゲートでぶらぶらしながら、兄弟喧嘩のことで泣いてるんですよ。大人になって、【グラストンベリー】のヘッドライナーを務めたらどうです?」と続けた。

 かなり辛辣な物言いだが、次に彼が言ったことはさらに手厳しい。「ハイ・フライング・バーズとかリアム・ギャラガーのライブに行く人で、オアシスのライブの方がいいと思っていない人なんて一人もいないですよ」と彼は断言し、「頼むから、再結成して、ふざけるのをやめてほしい。それが今日の僕からの公共メッセージですよ」と続けている。

 ギャラガー兄弟、ギタリストのゲム・アーチャー、ベーシストのアンディ・ベルを最終メンバーとするオアシスが、フランスでの公演前にリアムとノエルが口論となり、2009年に正式に解散してから約13年が経過している。その後、自身のバンド、ハイ・フライング・バーズを結成したノエルは、2009年8月にオアシスのウェブサイトに「今夜、自分がオアシスを辞めたことを多少の悲しみと大きな安堵をもってお伝えします」と書き、「人は好き勝手に書いたり言ったりするでしょうが、自分は単純にリアムとこれ以上1日も一緒に仕事を続けることができませんでした」と続けていた。

 しかし、つい昨年にもリアムはオアシスの再結成に乗り気だと語っていることから、ひょっとするとマシューの望みはいつか叶うかもしれない。あるインタビューでリアムは、「オアシスが再結成できたらうれしいですね。なるようにしかなりませんけど。ただ、自分は(ソロ活動に)結構満足しているんです」と述べ、「(バンドは)解散すべきではなかったけれど、そうなってしまったし、これが俺たちの現状なんです」と語っていた。