アーロン・カーターが34歳で死去、兄のBSBニック・カーターが追悼「悲嘆に暮れています」
アーロン・カーターが34歳で死去、兄のBSBニック・カーターが追悼「悲嘆に暮れています」

 バックストリート・ボーイズのニック・カーターが、2022年11月5日に34歳の若さで死去した弟のアーロン・カーターをSNSで偲んだ。

 ニックは6日、弟との幼少時代からの写真をインスタグラムに投稿し、「悲嘆に暮れています。弟との関係は複雑でしたけれど、彼への愛は決して色あせることはありませんでした」と綴った。

 彼はさらに、「彼がどうにかして、いつの日か健全な道を歩みたくなり、そして切実に必要としていた助けをいずれ見つけてくれることをいつも願ってきました。人は失ったものを誰かや何かのせいにしたくなることがありますが、実のところ、この場合は依存症や精神病が真の悪者なのです」と続けた。

 兄弟の関係は長年にわたり、お互いへの愛とサポートに満ちたものであったと同時に、非難の応酬、そして最終的にはニックとアーロンの双子の姉のエンジェルがアーロンに対する接近禁止命令を取得するほど拗れてしまっていた。

 ニックは思いのこもったメッセージを、「僕は、誰もがこれから知る以上に弟の不在を寂しく思うでしょう。Chizz、愛してるよ。これでやっと、この地上では決して得られなかった安らぎを得ることができるね……愛してるよ、ベイビー・ブラザー」と締めくくった。

 アーロンのマネージャーは11月5日に米ビルボードに対し、彼の死亡を認めた。また、米ロサンゼルス警察の広報担当者はハリウッド・リポーターに対し、彼の住所で不審な死が起きたと語ったが、その人物の身元は明かさなかった。

 アーロン・カーターのセルフ・タイトル・デビュー・アルバムは1997年にリリースされ、続く2000年の『アーロンズ・パーティー(カム・アンド・ゲット・イット)』は米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で4位を記録した。彼はその後さらに3枚のスタジオ・アルバムを発表した。またTVでも活躍し、コメディ・シリーズ『リジー&Lizzie』や、カーター家のリアリティ番組『ハウス・オブ・カーターズ』に出演したり、米版芸能界社交ダンス・コンテスト番組『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』に出場するなどした。

 アーロンの死後、遺族のほかにも歌手で女優のヒラリー・ダフ、伝説のソングライターであるダイアン・ウォーレン、ミュージシャンのタイラー・ヒルトン、ポップ・グループのニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックなど、多くの著名人が追悼文を発表している。