【第64回グラミー賞】フー・ファイターズ/ジョン・バティステ/H.E.R./ナズらのパフォーマンスが決定
【第64回グラミー賞】フー・ファイターズ/ジョン・バティステ/H.E.R./ナズらのパフォーマンスが決定

 現地時間2022年3月24日、レコーディング・アカデミーが【第64回グラミー賞】の追加パフォーマーを5組を発表し、フー・ファイターズ、ジョン・バティステ、H.E.R.、ナズ、クリス・ステイプルトンの出演が決定した。

 また、4月3日に開催される授賞式では、シンシア・エリヴォ、レスリー・オドム・Jr.、ベン・プラット、レイチェル・ゼグラーが、故スティーヴン・ソンドハイムの楽曲をフィーチャーした追悼パフォーマンスを行う。これまでに、ブラザーズ・オズボーン、BTS、ブランディ・カーライル、ビリー・アイリッシュ、リル・ナズ・Xとジャック・ハーロウ、オリヴィア・ロドリゴの出演が発表されていた。司会は、米TVコメディ・セントラルの『ザ・デイリー・ショー』の司会者トレバー・ノアが務め、米ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナから生中継される。

 ジョン・バティステは、アルバム『ウィー・アー』が<年間最優秀アルバム>、「フリーダム」が<年間最優秀レコード>を含む最多11部門にノミネートされている。H.E.R.は、アルバム『バック・オブ・マイ・マインド』が<年間最優秀アルバム>、昨年【アカデミー賞】<歌曲賞>を受賞した「ファイト・フォー・ユー」が<年間最優秀楽曲>など、合計8部門の候補となっている。

 フー・ファイターズは、アルバム『メディスン・アット・ミッドナイト』が<最優秀ロック・アルバム賞>を含む3部門でノミネートされ、クリス・ステイプルトンはアルバム『スターティング・オーヴァー』で<最優秀カントリー・アルバム賞>を含む3部門で候補となった。ナズは、アルバム『キングス・ディジーズ2』で<最優秀ラップ・アルバム賞>を含む2部門にノミネートされている。

 昨年11月に91歳で他界した故ソンドハイムは、【グラミー賞】8回の受賞歴がある。『リトル・ナイト・ミュージック』のバラード曲「センド・イン・ザ・クラウンズ」は、1975年の【グラミー賞】で<年間最優秀楽曲>を受賞した。同部門に輝いた3曲目のブロードウェイの楽曲となり、以来ブロードウェイの楽曲は同部門を受賞していない。また、彼は【トニー賞】を8回、【アカデミー賞】、【ピューリッツァー賞】ドラマ部門、【ケネディ・センター名誉賞】、【大統領自由勲章】など、名だたる賞を受賞している。1975年に【ソングライターの殿堂】入りを果たし、1999年には【ソングライターの殿堂】で最も名誉な賞である【ジョニー・マーサー賞】を受賞した。今年の【グラミー賞】で故ソンドハイムへのトリビュートを行うことで、6月12日に放送が予定されている【トニー賞】に先駆けて、ブロードウェイの偉大な才能に敬意を払うことになる。

 レイチェル・ゼグラーは、ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド物語』(ソンドハイムはレナード・バーンスタインと組んで曲を書いた)の最新映画リメイクに主演し、同作品は3月27日に開催される【第94回アカデミー賞】で<作品賞>を含む7部門にノミネートされている。また、レスリー・オドム・Jr.は『あの夜、マイアミで』で、ベン・プラットは『ディア・エヴァン・ハンセン』で、今年の【グラミー賞】にノミネートされている。

 【第64回グラミー賞】は、日本時間4月4日午前9時から生中継される。