レディー・ガガ、線維筋痛症を告白「意識を高めて、患っている人々をつないでいきたい」
レディー・ガガ、線維筋痛症を告白「意識を高めて、患っている人々をつないでいきたい」

 レディー・ガガが、自身が患っている慢性的な体の痛みは線維筋痛症が原因だと公表した。今月公開される密着ドキュメンタリー映画『Gaga: Five Foot Two』(ガガ:ファイヴ・フット・トゥー)でも治療を受けているシーンが収められている。

 ガガは12日にTwitterで、「ドキュメンタリーでわたしが処置を受けている慢性疾患と慢性痛は線維筋痛症。(この病気への)意識を高めて、患っている人々をつないでいきたい」とSNSに投稿した。

 メイヨー・クリニックによると、線維筋痛症とは筋肉に激しい痛みが生じる疾患で、疲労感、睡眠障害、忘却、抗うつ症状などが現れる。ガガは以前にも慢性痛と格闘していることを公の場で語っていたが、病名を公表したのは初めてだ。2016年に彼女は、「慢性痛で気の滅入る一日だけど、すごく優秀で知識がある女医たちに恵まれてとても幸せだと思っている」とインスタグラムに綴っていた。

 病名が公表されたことで、レディー・ガガが抱えていた痛みの度合いと、それが仕事へ及ぼしていた影響についてさらに説明がつくようになった。彼女は2013年に右股関節唇損傷による痛みが耐えられなくなり、【ボーン・ディス・ウェイ・ボール・ツアー】の最後の数十公演をキャンセルした。当時彼女は自身のウェブサイトで、ショーによる負傷と慢性痛にずいぶん長い間悩まされており、最後のパフォーマンスの後には歩くことすらできなかったとファンに説明していた。

 ドキュメンタリー映画のガガの慢性痛の描写からは、パフォーマンスが体にかける負担の大きさが浮き彫りになると同時に、彼女が前進し、より大きく優れたものを世界に放とうとする驚くべき気力も目の当たりにすることができる。スタジアムの屋根から飛び降りたり、激しい振り付けをこなすのは健康体でも難しいのだ。

 『Gaga: Five Foot Two』は2017年9月22日(現地時間)にNetflixで公開される。


◎レディー・ガガによる投稿
https://twitter.com/ladygaga/status/907571825294675968