【ビルボード】第156回直木賞と2017年本屋大賞のダブル受賞『蜜蜂と遠雷』、コンクール演奏のピアノ楽曲全集が1位
【ビルボード】第156回直木賞と2017年本屋大賞のダブル受賞『蜜蜂と遠雷』、コンクール演奏のピアノ楽曲全集が1位

 今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは、『蜜蜂と遠雷ピアノ全集[完全盤]』が先週より1ランクアップし首位を獲得した。さらに3位にも、コンピ・アルバム『蜜蜂と遠雷 音楽集』が7週連続でのチャート・インを記録。第156回直木賞と2017年本屋大賞のダブル受賞となり、大きな話題となっている小説『蜜蜂と遠雷』の注目度がさらに上がっていることを感じるチャート模様となった。

 2位には反田恭平の新譜『月の光~リサイタル・ピース第1集』がチャート・イン。これで3週連続のチャート・インを記録した。7月8日ミューザ川崎シンフォニーホールを皮切りに全国13か所で行われているツアーと連動したアルバムだ。7位にも『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 バガニーニの主題による狂詩曲』が同時チャート・インし、ファンの熱気が伝わってくる結果に。しばらくチャート上位を賑わせてくれそうだ。

 4位と5位には、若林暢の追悼アルバム2枚の同時チャート・イン。これで4週連続のトップ5入りとなった。今週は初めて『ブラームスVnソナタ』が『ヴァイオリン愛奏曲集』よりも上位に。全国8カ所で行われていたCDリリース記念追悼リサイタルは6月29日にファイナルとなったが、コンサート・レポートやFMヨコハマでの紹介など、引き続き各メディアにて注目を集めている。text:yokano

◎【Billboard JAPAN Top Classical Albums】トップ10
1位『蜜蜂と遠雷ピアノ全集[完全盤]』
2位『月の光~リサイタル・ピース第1集』反田恭平
3位『蜜蜂と遠雷音楽集』
4位『ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集』若林暢
5位『ヴァイオリン愛奏曲集』若林暢
6位『0歳からの育脳クラシック』
7位『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番バガニーニの主題による狂詩曲』反田恭平
8位『ブラームス:交響曲全集』ジョージ・セル
9位『ヴィヴァルディ:四季』I Musici
10位『チャイコフスキー&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲、他』スヴャトスラフ・リヒテル