いとう・しおり/1989年生まれ。映像ジャーナリスト。初監督をしたドキュメンタリー“Lonely Deaths”で2018年、国際的メディアコンクールNew York Festivals銀賞を受賞。性暴力被害について書いた前作『Black Box』は世界各国で翻訳出版されている(photo 写真映像部・戸嶋日菜乃)
『裸で泳ぐ』 (1760円〈税込み〉/岩波書店) 25歳のとき性被害を受けた著者が、この1年間に感じてきたことをつづったエッセイ。子どもの頃の思い出や、ペットのウーパールーパーのことも。書くことは自分に正直になっていく作業、セラピー的な面もあったと話す(photo 写真映像部・戸嶋日菜乃)