6千本の角材を“地獄組み”にSunnyHills[東京都港区]2013年12月にオープンした台湾のパイナップルケーキ専門店。建築家・隈研吾さんが設計を手がけた。木造3階建て。岐阜県産のヒノキの角材6千本を使用した「地獄組み」が建物全体を支えている。外観は迫力があるが、店内は木漏れ日が降り注ぎ、森の中にいるようなやわらかい印象。「雨の日はヒノキのお風呂に入っているようないい香りがする」と店員もお気に入り(撮影/写真部・松永卓也)
日本初! “FRウッド”を使用オトノハカフェ[東京都文京区]2013年5月オープン。鹿島が開発した耐火集成材“FRウッド”を柱と梁に使っている。集成材は、中心部の周囲に、難燃薬剤を注入した“燃え止まり”層がある。火災が起きても、構造を支える内部まで燃焼が進まない。設計を担当した音羽建設の塚本平一郎さんは「木造のネックはコスト。補助金の適用があったので実現した」と話す(撮影/門間新弥)