「ある時期から、本人もいじられ方がうまくなりましたね。中村さんについては気遣いつつ、自分を落とすようなやり方です。最近では、不倫騒動より前ほどではないにせよ、格段に出演回数が増えています。以前のような主婦の視聴者が多い昼の番組などに出ることはあまりありませんが、深夜番組やネットテレビの番組などに多数出演していますし、イベントにも呼ばれるようになりました」(前出のディレクター)

 テレビの出演が減っていた時期も、矢口は数々のイベントに顔を出し、人気を博していたという。そもそも、再婚が発覚したのもイベントでの発言だった。

 3月11日に東京・東大駒場キャンパスで行われた講演イベントがきっかけだ。同12日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)がイベントの模様を放送し、矢口自身が「近いうちに発表」すると語ったのだ。今回の報道を受けて、スポーツ各紙は好意的な内容だったが、報道内容に関しても、元夫への配慮も垣間見える。各紙、再婚相手の素性については『不倫騒動の相手』としており、いまはモデルをやめているので一般男性として扱い、名前も伏せている。

 こうして、やっと日の目を見て再出発が始まった矢口だが、今後はテレビの出演も増えていくのだろうか。

「最近の矢口さんはとにかくなんでもやるという感じですね。ただ、今のところぶっちゃけネタや本音トークが多く、飛び道具のような使われ方が多い。まだまだ好感度も高くないですし、まずはこういう方向性でチャレンジしていくほかないのでしょう。ぶっちゃけネタなどに頼らずに新たな活路を見いだすことができれば、文字通りセカンドブレイクにもっていけると思います。業界関係者の間では、あそこ(不倫騒動)からよくここまで持ち直してきたなと感心されているので、出演機会が増えていけば、チャンスはあると思います」(前出のディレクター)

 まだまだ前途は多難なようだが、これからも地道に活動して今後もバラエティーをかき回してほしいものだ。(ライター・黒崎さとし)