安室奈美恵 (c)朝日新聞社
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 11月16日に「第68回NHK紅白歌合戦」の出場歌手発表記者会見が開かれた。今年の出場歌手が発表される中、来年9月で引退が決まっている安室奈美恵(40)の発表はなかった。だが、NHK側は「引き続き交渉中」とアナウンスしており、なんらかの形で出演ができるよう望みを繋いでいる。

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「年々視聴率の低下に悩まされている『紅白』は、若者から年配までファン層の広い安室の出場を宿願としてきました。特に今年は、エンタメ業界において目立ったイベントや大ヒット作品もなく、なんとしても安室の『引退』を絡めて目玉にしたかった。ですが、リオオリンピックの公式テーマを歌った昨年でさえも、出場はならなかった。今回も相当、厳しいのではないか」(民放番組制作スタッフ)

 そんななか、NHKで特別番組『安室奈美恵 告白』が23日に放送されることがわかり、放映前から注目を集めている。NHKの番組宣伝ページには「日本中に衝撃を与えた『引退』発表から2カ月 安室奈美恵が『今の想い』を赤裸々に語る」と紹介されており、過去の出演番組などを見ながら、デビュー・結婚離婚、そして母の死などについて語るとある。

「かつては紅白の常連だった安室さんですが、近年は『ファンの前でだけ歌いたい』と宣言しておりこのところは音楽番組でもほとんどブッキングできない状態。もちろん紅白にも2005年以降は出場していません。ライブも独特で、一切MCなしで歌い続けるスタイルが定着しており、彼女から発せられるのは歌のみの状態なんです。引退を発表したコンサートで、『ありがとう』と発したことが、ニュースになったほどです」(音楽情報誌の編集者)

 しかしなぜ、紅白への出場をかたくななまでに拒否している安室が、引退に絡めたこの特番には出演することになったのだろうか。

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