波瑠 (c)朝日新聞社
波瑠 (c)朝日新聞社
この記事の写真をすべて見る

 女優の波瑠(26)が主演する連続ドラマ「あなたのことはそれほど」(TBS系)の最終話が6月20日に放送された。これまでドロドロ不倫が話題になっていた「あなそれ」だが、最終話では思わぬ展開をみせた。

【写真】「怪演」が話題になった東出昌大

 ドラマは「FEEL YOUNG」(祥伝社)に連載中のいくえみ綾の漫画が原作。“2番目に好きな人”渡辺涼太(東出昌大)と結婚した主人公・渡辺美都(みつ・波瑠)は、ずっと思い続けていた中学時代の同級生・有島光軌(鈴木伸之)と偶然再会し、一線を越えてしまう。だが、実は有島も結婚しており、妻・麗華(仲里依紗)との間に娘・亜胡が生まれたばかりだった、という展開。前回は、美都からの離婚の申し出をはぐらかし続けていた涼太から、美都の元に「離婚届、役所に郵送しておきます」という連絡が来る。一方で有島家では、麗華が娘を連れて実家に戻る……という内容だった。

 最終話では、有島は実家に戻った麗華を迎えに行くが、何度行っても冷たくあしらわれてしまう。一方、美都には涼太から「最後に一回だけ、一緒にご飯食べない?」と連絡があり、二人は、おでん屋の屋台で“最後の晩餐”をすることに。しかしその後、美都が役所に行ったところまだ離婚届が受理されていなかったことが発覚。美都は涼太と連絡を取ろうとするも電話はつながらず、会社も1週間も欠勤していることがわかり、心配した美都は涼太を探しに出かける。

 これまで、美都に対して並々ならぬ執着があった涼太だったが、最終話のラストシーンでは思わぬセリフを言い放った。

 “最後の晩餐”以来、音信不通で会社も休んでいた涼太を探しに出た美都は、高台の公園にたたずむ涼太の姿を見つける。涼太が自殺するのではないかと考えた美都は涼太の元に駆け付け、「涼ちゃんがもし死んじゃったら、私耐えられない!」「今更こんなこと言う資格ないけど、涼ちゃんがそんなに望んでくれるなら、私はもう一度……」と言いかける。

 しかし、そんな美都に対して涼太は冷静に「それは同情でしょ? 好きとは違う」「君が誰かに恋をしていたように、僕も君に恋をしていたことに気づかなかった? 君と同じように、僕にも気持ちがあるんだよ」と話し、さらに「そして今……僕の気持ちは……みっちゃんのことは、それほど」と言い放つ。そして、美都がその場を離れた後、涼太は結婚指輪を外して遠くに投げ捨てた。

次のページ