畠山愛理(撮影・末永裕樹)
畠山愛理(撮影・末永裕樹)
この記事の写真をすべて見る

 リオ五輪で団体8位入賞という結果を残した、日本の新体操団体。日本代表選手は「フェアリージャパン」の通称で呼ばれているが、そんなフェアリー(妖精)の中でも注目度が高かったのが、畠山愛理(22)だろう。

 ロンドン五輪、そして今回のリオ五輪と2大会連続で団体の代表入りをした畠山は、その愛らしいルックスで「ミス日本特別賞」にも選ばれた経験がある。美女アスリートとして、これまでもメディアに露出する機会の多い選手だった。そんな彼女が、リオ五輪を最後に現役引退を発表。気になるのは、彼女の「これから」だ。

 引退後のアスリートといえば、競技の指導者はもちろん、解説者やテレビでのリポーター、タレントといった仕事が思い浮かぶ。畠山にはどんな可能性があるのだろうか。まずは、これまでの新体操選手を振り返ってみよう。

 畠山とともにロンドン五輪の団体に出場し、キャプテンも務めた田中琴乃は、引退後に化粧品会社「ポーラ」に就職、代表チームのメイクアップを担当する傍らで新体操の解説を行っている。今回のリオ五輪も彼女が解説をしており、その丁寧さには定評がある。

 ロンドン五輪に出場したメンバーでは、サイード横田仁奈がアパレルブランドの「アンダーアーマー」に就職したほか、遠藤由華が指導者をめざして米国で勉強をしている。そのほか、北京五輪に出場した稲垣早織は、大学卒業後にNHK「みんなの体操」のアシスタントを務めるなど、多方面で活躍している。

 また、五輪代表にはあと一歩届かなかったが、その美しさで注目されていた平田美沙妃は、現在はパフォーマーやモデルとして活動。その写真はファッション誌『VOGUE JAPAN』にも掲載された。

 これを見ると畠山にもさまざまな選択肢がありそうだが、なかでも期待したいのはメディアでの仕事だろう。というのは、彼女には華やかなルックスに加えて、人を惹きつける魅力があるからだ。

次のページ