NHKの連続テレビ小説『まれ』のヒロインを演じていた時の話。朝ドラは寝る暇もない過酷なスケジュールで撮影をするのですが、彼女は体力作りのため毎日ジョギングをしていたとか。そんな彼女の姿を見て、スタッフや共演者たちが『自分も頑張るぞ』と奮い立ったそうです。とにかく、自分のできることは何でも一生懸命に取り組む女優なんです。高校2年生の頃、滑舌を良くするために舌の裏側を切る手術をしたほどですからね」

 過密スケジュールでもトレーニングは欠かさず長文ブログも更新と、肉体的にも精神的にも過酷な毎日を送っているようだが、その上、最近まで自ら恋愛禁止というルールを課していたというから驚きだ。

「彼女が10代の頃は『部活と勉強、仕事の全部をしっかりやらないと女優の仕事には届かない。一人前になるまでは恋愛をしない』と周囲に言ってたと言います。ブレークするに従い、演じる役で恋愛をする設定が増えてきたので、現在は『人を好きになることを大事にして、女優として生きていきたい』と恋愛を解禁したみたいですが、それでも『現場で共演している人に恋愛感情を持たない』という自分のルールがあるそうです。恋愛でも仕事でもスマートにこなす若者が多い中、土屋の何事にも一生懸命な姿勢は新鮮で、そんなキャラクターが老若男女から受けているんだと思います。特に中高年の男性は、とにかく一生懸命な土屋から今の若い女性にはない懐かしさを感じ、彼女に好感を持っている人が多いですね」(芸能関係者)

 土屋といえば、朝ドラのヒロインや人気ドラマ『下町ロケット』に出演したことで女優として認知された印象が強い。が、話題作への出演以上に、ひたむきに頑張る姿で人々の心をガッチリと掴んでいたのだ。(ライター・丸山ひろし)