さらに、異彩を放っているのが福島県の「郡山」ナンバーだ。5ナンバー車の6位に「358」と他のエリアではほとんど見かけないナンバーがある。「盛岡」の3位にも「358」は登場しているので、東北エリアゆかりのナンバーかと思ったが、どうやら違うようだ。「358」は聖なる番号ということで、運気のいい3桁の数字らしく、このナンバーを車につけると「幸運を呼ぶ」「燃費がよくなる」などといったうわさがあるようだ。ネット上でも同様の書き込みが見られた。縁起をかつぐ人には嬉しいナンバーなのだろう。
ちなみに、「盛岡」や「郡山」「平泉」「世田谷」「杉並」など2014年11月に新たにご当地ナンバーが導入されたエリアでは「2015」も人気だ。
●びっくり語呂合わせ、こんなに人気があるの!!
語呂合わせと言えば「1122(いい夫婦)」「1188(いい母、いいパパ)」「1103(いい父さん)」等が思い浮かぶ。これらのナンバーは「2525」と並び多くの車種、エリアでトップ10にランクインしている。「1122」は大型車に多く、「1188」などは5ナンバーのファミリーカーに多いようだ。夫婦、あるいは家族みんなで車のある生活を楽しみたいという気分のあわられだろうか。
さらにユニークな語呂合わせナンバーがある。5ナンバーで「品川」の8位、「三河」の9位に「3298」というナンバーがランクインしている。この番号はなんの語呂合わせかお分かりだろうか?ヒントは「山梨」の9位にある「32」。こちらも同じものをあらわす語呂合わせだと思われる。
その車種のオーナーには簡単な問題だと思うが、正解は「ミニクーパー」。BMWの人気小型車「ミニクーパー」は購入時にディーラーからこれらのナンバーを取得することを薦められることがあるらしい。「ミニ」のオーナーは愛車心の強い人が多いので、ナンバーにもこだわりがあるのだろう。しかしトヨタの地元である愛知県の「三河」ナンバーで「3298」が人気とは意外な感じがする。
そして、語呂合わせで最も驚いたのはコレ。長野県の「松本」ナンバーに多い「178」(軽自動車、5ナンバーでともに4位)。ラッキーナンバーというわけでもなく、日付や年号、さらには車の種類でもない。ヒントは「松本」とセットであること。
正解は人の名前で「178」は「イナバ」と読む。人の名字にすると「稲葉」。松本+稲葉といえば、わかるだろうか?そう、この語呂合わせは、松本孝弘、稲葉浩志の2人組ロックバンド「B'z」のことなのだ!
このような地名+番号の組み合わせであれば、他にもまだいろいろと面白い語呂合わせがありそうだ。あなたの愛車にもユニークな希望番号を考えてみてはいかがだろうか?