今週は夏休み。すでにお盆の過酷な混雑の中、新幹線などで帰省された方も多いことでしょう。ところで、帰りの座席は確保済みですか?
【最新版 2015年GW版混雑する新幹線自由席に座って帰るコツ】
帰りは自由席という方。席に座って帰るために、少し早めに駅へ行き、暑いホームで列車を待つ事になるでしょう。そして待つからには「座りたい!」と思うのが人情。
さて、このときあなたは、どの車両のどの入口にならんで待つべきかをどう決めていますか?
「待っている人が少ない列に並ぶ。」
それだけを目安に決めている。そんな人が多いのではないでしょうか。
実は、新幹線の自由席の座席を確保するには、それ以外にもいくつかのコツがあるのです。
◆座席数には大きな違いがある。偶数車両が狙い目
例えば東海道新幹線のN700系の場合、普通車の席数は最も少ない車両で63席。最も多い車両は100席と、そもそも座席数に37席もの差があります。東海道新幹線「のぞみ」で普段、自由席となっている1~3号車でも、1号車は65席、2号車は100席、3号車85席とかなりの席数の差が。これは1号車には運転台があり、3号車にはトイレなどの設備があるためですが、この大きな違いを考えずにならんでいる人が多くいます。
新幹線といっても、いろんな車両形式があるので「いちいち定員なんか覚えてられない」ということになりますが、一般的には奇数車両にトイレなどの設備があるので、「狙い目は偶数車両」と覚えておくと良いと思います。
◆なぜか混雑するジャスト発。ホーム中央寄りの出入口。
始発駅から乗る際のコツをもうひとつ。なぜだかわかりませんが、毎時0分、30分などの切りの良い時刻に発車する列車は混雑しており、07分、39分発など始発でも区切りの悪い時間発の列車は比較的空いていることがあります。同様に定期列車より、臨時列車の方が比較的混雑がマシなことも。
途中駅から乗らざるをえない方にも、コツはあります。よく知られたことですが、列車から降りる人はホームの階段に近い方が便利と考えるので、ホームの中央寄りの出口から降ります。(つまり1号車から降りる人は2号車寄りの出口から。)ということなので、乗る場合は反対側のホームの中央から遠い方のドアにならぶとよいでしょう。
◆真ん中の席にもちゅうちょせず座るべし!
さて、運良く乗り込んだら空席がちらほらとある場合。欲が出て「二人並びで座りたい」、「できれば通路側の席に座りたい」などとえり好みをしてはいけません。特に三人並びの真ん中の席は、最後まで空いているのですが、もう少し先の通路側の席が空いてると思い、通り過ぎたりすると、目的の席には荷物などがあり、すでに誰かが確保しているので「座れない!」といったことも。
この時期は「空いている席を見つけたら、即座るべし!」これが鉄則です。
(※混雑の度合い、空席の確保の条件は、上記の他にも様々な要素によって変化することがありますので、あらかじめご了承下さい。)