■大河ドラマでの演技に注目集まる

 さらに、最近では苦手な女性のタイプについても明かしていた。前出の記者は言う。

「バラエティ番組で苦手な女性について話していたのですが、SNSで他人の投稿をバカにして『これ女子が上げるやつ~』と言いながら、自分も同じ画像を投稿する女性について嫌悪感を示していました。『面倒くさいなぁ、別に言わなくてもいいのに』と思うそうで、これについてはSNS上で共感の声が多かったようです。最近では広瀬の発言に関してて『正直なだけ』『広瀬すずのウソつけない性格は嫌いじゃない』と好意的な意見もあり、過去の炎上発言も踏まえた上で、一周回ってその裏表のなさに好感を覚える視聴者が増えているように感じますね」

 広瀬の活躍は今後も続くのか。ドラマウオッチャーの中村裕一氏は「NHK朝ドラ『なつぞら』で国民的女優へ大飛躍を果たした彼女ですが、まだ21歳ですし、少々ストレートな発言も彼女らしさと思えば全然セーフでは。むしろ気になるのは次の主演作です」と指摘する。

「2年前の主演ドラマ『anone』での演技は高い評価を受けたものの、残念ながら大ヒットには繋がりませんでした。最新作の『一度死んでみた』も公開2週目で興行収入成績1位に輝きましたが、新型コロナの緊急事態宣言の影響を受けることは必至。そんな中、まだ出演を果たしていないのがNHK大河ドラマ。今夏には彼女が初めて時代劇にチャレンジした市川海老蔵主演のスペシャルドラマ『桶狭間』の放送が控えています。彼女が演じるのは織田信長の正室・濃姫。同ドラマの公式HPで彼女は『時代劇は向いていないかもしれないと思っていました(笑)』とコメントしていますが、関係者の注目度は高いはず。果たしてどのような演技を見せてくれるのか、非常に楽しみです。こちらも新型コロナの影響が懸念されますが、予定通り放送されれば、大河への大きな布石になるはず」

 昨年は朝ドラでヒロインを務め、今年も映画、CMと絶好調の広瀬すず。もはや、多少の失言で足元をすくわれることはなさそうだ。(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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